カレーダイエットの効果とやり方で痩せる!
カレーの香りを嗅ぐと食欲をそそられたり、夏になると無性にカレーが食べたくなることってありませんか?
日本の国民食とも言えるカレーライスですが、じつはダイエット効果があると言われているのです。
「糖質制限ダイエット」という方法もあるように、糖質である「ご飯」は太るというイメージが、多くの人に定着しています。
それなのにカレーライスで痩せるなんて、どうしても信じられない人もいるかもしれません。
そこで今回は、カレーによるダイエット効果について詳しく見ていきたいと思います。
正しいやり方をしないと、効果的に痩せることができないので、カレーダイエットの痩せるやり方もチェックしておいてくださいね。
目次
カレーライスを食べると、どんなダイエット効果があるの?
カレーライスは高カロリーで太るイメージがありますが、ダイエット効果があると言われています。その理由は、カレーに含まれている数々のスパイスのおかげなのです。
スパイスには様々な効能がありますが、おもに「血行促進」や「冷え性改善」などに効果的です。なぜなら、スパイスの中には漢方として利用されている種類もあり、健康効果が高いからです。
ただし、市販のカレールーには「油」や「小麦粉」が含まれているので、なるべくスパイスから手作りすることをオススメします。
でも、スパイスからカレーを手作りするなんて、ちょっと面倒ですよね。でも大丈夫! レトルトカレーでも、カレーダイエットができると言われているのです。
それなら簡単にカレーダイエットができそうですね。
カレーダイエットの効果とは?
では、カレーダイエットの効果を具体的に見ていきましょう。カラダに良い効果があるのはわかりますが、痩せる効果はどんなものなのでしょうか?
血行を促進して代謝アップ
カレーダイエットの効果は、血行を促進して代謝をアップすることです。カレーに含まれているスパイスには、血流をアップさせることで新陳代謝を活発にする効果があります。
カレーを食べると汗をかくのも、代謝がアップした証拠です。
代謝がアップするということは、痩せやすく太りにくい体質になる効果があるので、ダイエットに付き物の「リバウンド」を防ぐ効果も期待できます。
便秘を解消するデトックス効果
カレーダイエットの効果は、血行が良くなることで体内の老廃物を排出する「デトックス効果」が高まることです。
便秘解消も、その効果の1つです。ダイエット中は便秘になりやすく、それを解消するのもダイエット効果を左右する大事なポイントになります。
食事量がいつもより減ることで便秘になりやすいのですが、カレーダイエットならスパイスの効能によって、便秘を解消しやすくしてくれます。
脂肪が燃焼しやすくなる
カレーダイエットの効果は、代謝がアップするだけでなく、脂肪が燃焼しやすくなることです。
誰でも知っているように、カレーは辛い食べ物です。この辛さの理由は「唐辛子」なので、脂肪燃焼効果のある「カプサイシン」がたっぷり含まれています。
また、カレーに含まれているスパイスには、辛みがなくても脂肪燃焼効果を高めてくれる種類があるので、高いダイエット効果が期待できるのです。
脳のはたらきが良くなり集中力アップ
カレーダイエットの効果は、痩せるだけではありません。カレーに含まれるスパイスによって、脳のはたらきが良くなり、集中力がアップする効果もあります。
疲れがたまってくると、早く帰りたくても仕事の効率が悪くなり、結局残業をしてまた疲れがたまる……という悪循環になっていませんか?
この連鎖を断ち切るには、カレーのスパイスの効能が役立ってくれます。
疲れがたまってきたとき、また集中できないときなどにカレーを食べることで、サクサク仕事がはかどるようになるでしょう。
カラダが温まり免疫力アップ
カレーダイエットの効果は、カラダが温まることで免疫力がアップすることです。免疫力は、体温が高くなることでアップします。
また、免疫機能をつかさどっている「肝臓」のはたらきが良くなるスパイスが含まれているので、風邪予防をはじめ、様々な病気を予防する効果があります。
ダイエット効果もあることからわかるように、生活習慣病の予防・改善にも効果的です。
カレーダイエットの効果のカギを握る「スパイスの効能」とは?
では、カレーダイエットの効果のカギを握る「スパイスの効能」について見ていきましょう。カレーに含まれるどんなスパイスに、どんな効果があるのでしょうか?
肝機能を高める・消化が良くなる「ターメリック(ウコン)」
カレーの黄色い色のもとになるスパイスは、「ターメリック」です。日本では「ウコン」と呼ばれることも多いですね。
ウコンといえば、お酒を飲む前に飲むことで、二日酔いや悪酔いするのを防ぐ効果があります。その理由は、「肝機能を高めてくれる」からです。
肝機能を高めるターメリックを摂ることで、免疫力もアップします。また、消化が良くなる効果もあるので、食べた物が胃の中にたまりにくく、健康にもダイエットにも効果的なのです。
さらにターメリックには、脂肪を燃焼しやすくする効果もあり、カレーダイエットの効果の大きなポイントになっています。
代謝をアップする「クミン」
カレーの香りは、食欲をそそるいい香りですよね。あの独特な香りの正体は、「クミン」というスパイスの香りです。
シマシマ模様の種(シード)であるクミンは、見た目が「フェンネル」とも良く似ています。
フェンネルもダイエット効果がありますが、クミンのダイエット効果は、胃腸のはたらきを良くし、代謝をアップすることです。
食欲増進の効果もあるので、ダイエットには不向きのように感じますが、そもそも胃腸の調子が良くなければ、ダイエット効果は半減してしまうのです。
そのためクミンは、しっかりとダイエット効果をサポートしてくれています。
さらにリラックス効果もあると言われているので、ダイエット中のイライラを解消することもできるでしょう。
胃腸の調子をととのえる「カルダモン」
カレーに含まれる「カルダモン」というスパイスには、胃腸の調子を整える効果があります。カレーに含まれるスパイスの多くは、「血行促進」「代謝アップ」「胃腸の調子を整える」効果があるのが特徴です。
またカルダモンは、「香りの王様」とか「スパイスの女王」とも呼ばれていて、豊満な香りが特徴的です。
インドでは「チャイ」と呼ばれるドリンクに使われていたり、北欧ではクリスマスには欠かせないスパイスとなっています。
高価なスパイスの1つなので、ちょっと贅沢な香りを楽しめるでしょう。もちろんダイエット効果も高く、代謝をアップする効果が期待できます。
脂肪燃焼効果の高い「カイエンペッパー・レッドペッパー」
ダイエット効果があるスパイスといえば、「唐辛子」です。カレーにも唐辛子が含まれていますが、「カイエンペッパー」や「レッドペッパー」、「チリペッパー」などと呼ばれています。
シェフの間では「カイエンペッパー」と呼ばれることが多いそうです。どれも似たようなスパイスなのですが、微妙に違いがあります。
- チリペッパー……乾燥した赤唐辛子のこと
- カイエンペッパー……おもに「チリペッパー」のこと
- レッドペッパー……チリペッパーに焙煎した赤唐辛子をブレンドしたもの
ご存知のように、唐辛子にはカプサイシンが含まれているので、脂肪燃焼の効果が高く、ダイエットに最適のスパイスです。
血行促進・便秘解消の効果がある「シナモン」
紅茶やコーヒー、ココアなど、飲み物にプラスすることが多い「シナモン」も、カレーに含まれているスパイスの1つです。
シナモンの効能は、血行を促進し、代謝をアップする効果があることです。また、便秘を解消する効果にもすぐれています。
シナモンは世界最古のスパイスと呼ばれ、香りが良いことから王侯貴族の間では、香水として使われていたそうです。
さらに老化防止や風邪予防、リラックス効果まで期待できる、美容・健康・ダイエットの三拍子そろったスパイスです。
デトックス効果の高い「コリアンダー」
カレーに含まれているスパイスに「コリアンダー」があります。コリアンダーはアジア料理には欠かせないスパイスの1つで、中国では「シャンツァイ(香草)」、タイでは「パクチー」と呼ばれています。
日本でもパクチーがブームになっているので、ご存知の人も多いことでしょう。
コリアンダーの効能は、消化の促進やデトックス効果が高く、体内にたまった老廃物やガスを排出する効果があると言われています。
また、美肌効果や片頭痛の改善など、さまざまな効果があるだけでなく、料理にも幅広く利用できるスパイスです。
カレーダイエットを簡単にする調合スパイス「ガラムマサラ」
カレーに含まれているおもなスパイスの効能をご紹介しましたが、初めからミックスされたスパイスがあります。それが「ガラムマサラ」です。
ガラムマサラというスパイスがあると思っている人も多いのですが、複数のスパイスを調合したものをガラムマサラといいます。
ガラムマサラに含まれる基本のスパイスは、「シナモン」「クローブ」「ナツメグ」の3種類です。その他は自由に調合されているので、それぞれ味のちがうガラムマサラができ上がります。
カレーダイエットで手作りしようと思っても、スパイスをたくさん用意して作るのは大変ですよね。そこで便利なのが、ガラムマサラです。
ガラムマサラに、ターメリックとクミンをプラスすれば、最低限の材料としてはOKです。また、市販のカレー粉にガラムマサラをプラスしたり、レトルトカレーにガラムマサラをプラスするのもオススメの使い方です。
痩せるカレーダイエットのやり方とは?
カレーダイエットの効果がわかったところで、次に、痩せるカレーダイエットのやり方をご紹介します。カレーダイエットは、やり方によって痩せたり、逆に太ることもあるので、効果的な方法を実践しましょう。
基本のカレーダイエットのやり方
基本のカレーダイエットのやり方は、以下の3つがポイントになります。
- ご飯とカレーを200gずつ食べる
- 2~3日置きにカレーを食べる
- レトルトカレーでもOK
一般的なカレーライスは、カレーとライスを合わせて500gくらいです。それよりも少し少なめにするのが、痩せるやり方です。
また、カレーダイエットは毎日やる必要はなく、2~3日置きにカレーを食べるだけ。毎日食べるとなるとプレッシャーになりますが、2~3日置きならとっても簡単ですよね。
市販のカレールーで作ったカレーは、油や小麦粉が大量に使用されているので、カレーダイエットにはオススメできません。でもレトルトカレーならOKです。
スパイスから作るのが大変な場合には、レトルトカレーで簡単にカレーダイエットをやってみましょう。
痩せるカレーダイエットのポイント
基本のカレーダイエットのやり方がわかったところで、痩せるカレーダイエットのポイントをご紹介します。
低カロリーにするのが1つのポイントなので、野菜を中心にして、お肉は少なめにすることです。
- 具材は野菜やキノコを中心にする
- お肉は少なめで豆類でタンパク質を補給
- 朝食でカレーを食べる
また、便秘解消の効果を高めるためにも、食物繊維の多い「野菜」と「キノコ」を中心に具材を選ぶと良いでしょう。
カレーライスを食べるタイミングですが、痩せる効果が高いのは「朝食」でカレーを食べることです。朝から代謝がアップして、脂肪が燃焼しやすくなります。
炭水化物である「ご飯」も食べるので、夜にカレーを食べると太る場合があります。
もっと痩せたい人のカレーダイエットのやり方
もっと痩せたい! 早く痩せたい! 効果的にダイエットしたい! という人は、さらに効果的なやり方をご紹介します。
以下の4つのやり方をすれば、かなり効果的にカレーダイエットをすることができます。
- ニンニク・生姜をプラスして燃焼率アップ
- スパイスからスープカレーを作る
- しらたきライス・玄米などライスを工夫する
- 玉ねぎヨーグルト+納豆で最強アレンジ
ニンニクや生姜は、味が濃く風味が強いので、スパイスをうまく調合できなくても美味しいカレーができ上がります。また脂肪を燃焼する効果もあるので、ニンニクと生姜をプラスすると痩せやすくなります。
また一番のポイントとして、スパイスからカレーを作ること。日本人に馴染みのあるドロっとしたカレーではありませんが、いわゆる「スープカレー」にするのが痩せるやり方のポイントです。
ご紹介したスパイス以外にも、お好みでスパイスをプラスして、オリジナルのカレーを作ってみてくださいね。
そして、太りやすいポイントである「ご飯」にもひと工夫すると効果的です。ご飯にしらたきを混ぜて炊いたり、白米を玄米にするのも良いでしょう。
さらに、最近何かと話題になる「玉ねぎヨーグルト」をプラスしても、ダイエット効果がアップしますよ。それに納豆をプラスすれば、最強のダイエットレシピになります。
玉ねぎヨーグルトについてはコチラ。
▶玉ねぎヨーグルトでダイエット|腸活で痩せる効果と食べ方アレンジ
カレーダイエットはやり方次第でどんどん痩せる!
カレーダイエットの効果とやり方をご紹介しました。美味しく続けることができるので、ダイエットが成功しやすいでしょう。
でもやり方次第で、痩せる効果と太る作用の境界ラインが分かれるので、正しく効果的な方法でカレーダイエットをしましょうね。
カレーダイエットは美味しくて簡単なダイエット方法です。
スパイスの効果がメインのダイエットなので、できるだけカレーを手作りしましょう。