足が臭いと靴を脱ぐのがこわいですよね。
「これって、もしかして水虫かも」なんて気になっちゃうことでしょう。
でも、足が臭いからといって水虫とは限らないんです。
なんかチョットだけ、ホっとしたのではありませんか?
では水虫のメカニズムと、足のニオイを解消する方法をご紹介していきますね。
目次
足が臭いのは水虫じゃないの?
水虫と言えば、足が臭いというイメージが強いですよね。
でもじつは、水虫は臭くないそうなんです。
では水虫は、どのようなメカニズムなのでしょうか。
①すぐに水虫がうつるわけではない
水虫とは、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビが繁殖することによって発症する病気です。この白癬菌は、はがれ落ちた皮膚をエサにしてどんどん繁殖していきます。
しかしここで1つ、多くの人が勘違いしていることがあるんです。
それは白癬菌に触れたからといって、すぐに水虫がうつるわけではないということ。
たとえば水虫の人が履いたスリッパを履いたら、すぐに水虫がうつるというわけではないんです。
白癬菌が皮膚にくっついて、長時間そのまま放置していたら菌が繁殖していくというメカニズムなのです。
また、高温多湿の状態なると繁殖しやすい環境になると言えます。
つまり水虫の人が履いたスリッパを履いてしまっても、割とすぐに足を洗えば大丈夫ということなんですね。
②水虫が臭いのではなく、臭いから水虫になる
水虫の人の足は臭いというイメージがありますが、それは間違いではないでしょう。
ただし、水虫の人の足が臭いのではなく、足が臭くなるような環境にあるから水虫になると考えられています。
足が臭くなる環境というのは、足から汗が出て、靴下に汗がしみ込み、靴の中が蒸れるということですね。
その状態がつづくと、白癬菌が繁殖しやすくなります。
だから結果として、水虫の人=足が臭いというイメージが定着したのです。
水虫の予防のためにも足のニオイを解消しよう
足のニオイを解消する方法は、足・靴下・靴の3つを清潔にする必要があります。
それぞれの対策をご紹介していきます。
【足のニオイ解消①】足を清潔にする
足のニオイを解消するには、足を清潔にすることが大切です。
足の洗い方にはコツがあります。
とくに注目しなければいけないのは、「爪の間」と「指と指の間」です。
この部分を重点的に洗うことで、かなり足のニオイを軽減できるでしょう。
また足の角質を取り除くことで、白癬菌のエサがなくなるため、繁殖しにくくなります。
まずは足の皮膚をやわらかくすることが必要です。
足湯につかったり、お風呂に浸かるのでも良いでしょう。
そして指でこすりながら、垢を落としていきます。
角質ケアと言えばやすりですが、できればあまり使わないほうが良いです。
角質はあまり取りすぎると肌を傷めますし、皮膚を守るはたらきもあるんです。
適度に指でこするくらいがちょうどいいんですね。
足を清潔にしたら、消臭効果の高い【デトランスα】を塗っておけば、翌朝から快適に過ごせますね。
【足のニオイ解消②】靴下を清潔にする
足のニオイを解消するには、靴下を清潔にすることも大切です。
靴下は雑菌の宝庫なんです。
足からは皮脂も分泌されていますから、皮脂と菌が混ざりあうと、あの嫌なニオイを発生させるんですね。
ふつうに水で洗濯しただけでは、靴下の皮脂は洗い流せない可能性があります。
靴下の洗い方のコツをいくつかご紹介しておきますね。
①液体洗剤をぬるま湯に混ぜて、つけ置きする
②漂白剤を入れて、つけ置きする
③熱いお湯(60℃くらい)に、つけ置きする(もし家にあれば、重曹を混ぜるのも良いそうですよ)
【足のニオイ解消③】靴を清潔にする
足のニオイを解消するには、靴を清潔にすることも大切です。
靴も雑菌の宝庫ですし、革靴ならば洗うこともできませんよね。
その場合には、干すしか方法はありません。
消臭スプレーなども効果的ですが、根本的に雑菌を除去しておかないと意味がないでしょう。むしろ変なニオイになる可能性もあります。
革靴ならば、風通しの良い日陰で半日くらい干しておくと良いですね。
運動靴なら、ブラシなどで丁寧に洗いましょう。
そして完全に乾くまで、しっかりと天日干ししておくことが大切です。
足のニオイの原因は靴の中の環境による
足のニオイを解消する方法をご紹介しました。
足・靴下・靴を清潔に保つことで、足のニオイを最小限に食い止めることが可能なんですね。
つまり、靴の中の環境次第では、足のニオイの原因になってしまうということ。
足をサラサラにして、臭くない毎日を送りたいですね。
そのためには、日頃のケアが大切ですよ。