トマトには、たくさんの優れた効果があるのをご存知ですか?
美容や健康に良いことは知っていても、具体的にどんな効果があるのか気になりますよね。
まず今回お話したいのは、トマトの日焼け止め効果です。
紫外線が強い季節は、日焼け止めは欠かせませんよね。
また美肌効果にも優れているので、その理由とアンチエイジング効果についてご紹介します。
さらに疲労回復もしてくれるんですよ。
そこまでスゴイなら、毎日の食卓の定番になりそうです。
目次
トマトのスゴイ健康効果とは?
トマトには、高い健康効果が認められています。どんな効果が期待できるのでしょうか。
疲労回復
トマトに含まれる「リコピン」は、疲労回復効果があると言われています。
活性酸素を除去して、ストレスや疲れを取りのぞく抗酸化作用にすぐれているからです。
またトマトに含まれる「クエン酸」にも疲労回復効果があると、動物実験の結果によってわかっています。
蓄積疲労はもちろん、運動前に摂ることで疲労を軽減できるとも言われています。
夏バテ対策
疲労回復効果が期待できるトマトなら、夏バテ対策としても重宝します。
みずみずしくて適度な酸味があるトマトは、夏の野菜としては最適ですよね。
冷たく冷やして食べるのも美味しいですし、トマトジュースにしても良いでしょう。
食欲がない夏バテの時に食べると、食欲増進の効果が期待できます。
またタンパク質の消化を助ける作用があり、胃腸のはたらきをサポートしてくれます。
つまり消化を良くして、胃腸に負担がかからないようにしてくれるんですね。
ダイエット効果
トマトダイエットが流行しましたが、トマトには脂肪燃焼をサポートするはたらきがあります。
タンパク質によって脂肪をエネルギーにして消費するのですが、そのタンパク質のはたらきを助けてくれるのです。
そのため代謝がアップして、ダイエット効果が期待できるというわけです。
またトマトに含まれる鉄分によって貧血を予防し、カリウムによって血行を促進してくれます。
この2つの効果は、ダイエットを上手にサポートしてくれるでしょう。
トマトの美肌効果がスゴイ!
トマトには、すぐれた健康効果があることがわかりました。では、美肌効果はどのようにスゴイのでしょうか。
シミ・しわ予防と改善
トマトに含まれる「リコピン」は、シミとしわの予防・改善をしてくれます。そのため美白効果が期待できるでしょう。
リコピンは抗酸化作用が高いことで知られています。抗酸化作用が高いということは、アンチエイジング効果が高いということです。
アンチエイジングといえば、若返りのビタミンと呼ばれる「ビタミンE」が有名ですよね。
じつはビタミンEの約100倍の抗酸化作用があるのが、「リコピン」なのです。これはスゴイとしか言いようがありませんね。
抗酸化作用は何に良いかと言うと、紫外線により発生した活性酸素を除去してくれること。
活性酸素を除去することで、肌が酸化するのを防いでくれます。酸化とは、いわゆる「サビ」のこと。
このサビこそが、老化の原因なのです。
肌のハリと弾力をとり戻す
トマトには、美肌効果には欠かせない「ビタミンC」も豊富に含まれています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける役割をしています。
コラーゲンは年齢とともに減少していくと言われていますので、失われた肌のハリと弾力をよみがえらせてくれることでしょう。
またビタミンCには美白効果もありますので、リコピンとの相乗効果でより美肌効果も倍増するというわけです。
ターンオーバーをうながす
トマトには、むくみを予防する「カリウム」も多く含まれています。
カリウムは、体内の余計な水分や塩分を排出するはたらきがあります。
すると血行が促進されて、むくみが解消されるというわけです。
血行が良くなると、もう1つ良いことがあります。
それは肌のターンオーバーをうながしてくれることです。
生まれたてのキレイな肌状態を、キープしてくれるということですね。
食べる日焼け止め「トマト」で紫外線対策
紫外線を浴びることで発生する、活性酸素を除去してくれる「リコピン」。まさにトマトは、食べる日焼け止めとも言えますね。
では、日焼け止め効果を最大限に発揮させるには、どんなトマトをどうやってどれくらい食べれば良いのでしょうか。
真っ赤な完熟トマトは抗酸化作用が高い
日焼け止め効果は、トマトの抗酸化作用によるはたらきです。
では、より抗酸化作用が高いトマトは、どのように選べば良いのでしょうか。
じつは「真っ赤な完熟トマト」が抗酸化作用が高いと言われています。
昔から「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われるほど、トマトには健康効果があると知られていました。
つまり「真っ赤なトマトを食べるとみんな健康になって、医者の商売あがったり」ということです。
抗酸化作用は日焼けや美肌だけでなく、病気予防の効果もあるんですよ。
夜たべると朝から紫外線対策
トマトを食べるなら、最適なタイミングや時間はあるのでしょうか。
トマトが体内で消化されて、体に吸収するまでには時間がかかります。体に吸収されないと、効果を発揮できないんですね。
食べた物が消化するには6~10時間くらいかかりますので、夜トマトを食べると翌朝から日焼け止め効果を発揮してくれるでしょう。
トマトを食べるなら、夜がおすすめです。
リコピン1日15mgの摂取が目安
トマトによる日焼け止め効果を期待するなら、リコピンを1日あたり15mg摂取するのが目安です。
リコピン15mgというと、トマトで2個くらい。トマトジュースなら、コップ1杯くらいです。
必ずしも夜に食べる必要はありませんから、朝と夜でトマト1個ずつでも良いですね。
いちばん効率的にリコピンを摂取できるのが、トマトなんです。
生より効果がある食べ方
では、どんな食べ方をすれば、トマトの効果を最大限に発揮できるのでしょうか。
じつは生よりも加熱したほうが良いと言われています。ちょっと意外ですよね。
トマトに含まれる「リコピン」は、加熱しても壊れないのが特徴です。
そのため、むしろ加熱したほうが量を食べやすいでしょう。
また油と一緒に摂取すると、体に吸収されやすいという特徴もあります。
さらにトマトを丸ごと食べるのではなく、細かくして食べることで体に吸収されやすいと言われているのです。
となると、トマトジュースやトマトスープ、トマトソースなどをつくって食べると良さそうですね。
そして忘れてはいけないのが、完熟トマトであること。完熟トマトなら、加工品に多く使われています。
添加物や塩分などの成分に注意すれば、加工品のトマトでもOKなんです。これならお手軽に食べられそうですね。
食べ続けると効果倍増!リコピンは蓄積できる
トマトに含まれる「リコピン」のスゴイ効果についてご紹介しました。
トマトを食べるだけでこんなにたくさんの効果があるのなら、ぜひ毎日食べたいと思いますよね。
そしてトマトに含まれるリコピンは、なんと「蓄積できる」んです。わかりますか?
毎日食べ続けると、効果が倍増するということ。
毎日トマトを食べるなら、夜でも朝でも大丈夫です。
しかも1日をとおして、日焼け止め効果が持続するとも考えられます。
こんな便利ですぐれた食べ物は、ほかに思い当たりません。
スーパーの野菜売り場から、トマトが消えてしまうかもしれませんね。