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日焼け止めの正しい塗り方|焼けやすいパーツは二度塗りするのがコツ

絶対に焼きたくない人へ「日焼け止めの正しい塗り方」教えます!

美意識の高い人は、毎日欠かさずに日焼け止めを塗っていると思います。

でも、塗ったのに日焼けしてしまったり、日焼け止めが落ちやすくて困っている人はいませんか?

こと葉
こと葉
しっかり塗ったのに焼けてしまうと、シミが怖くてたまらないわ

日焼け止めは正しく塗らないと、せっかく効果の高い日焼け止めを使っていてもムダになってしまうかもしれません。

そこで今回は、日焼け止めの正しい塗り方と、焼けやすいパーツ・塗り忘れしやすいパーツへの対処法をご紹介します。

効果的に日焼け止めを使うには、二度塗りや塗り直しをすることが大切です。そうすればシミを恐れることも、うっかり日焼けしてしまうことも激減しますよ。

正しい塗り方をしないと、日焼け止めの効果を発揮できない!

いくら高価な日焼け止めを使っても、正しい塗り方をしなければ、日焼け止めの効果を存分に発揮することはできません。

万が一、塗り忘れがあれば、まだらに焼けてしまうこともあります。また焼けやすい場所には、二度塗りすることも大事。

これから日焼け止めの正しい塗り方をご紹介していきますので、ここでしっかりとマスターしておきましょう。

ちなみに、去年の日焼け止めを使うのはNGです。

もったいないからとチビチビ使っている人は、残っている去年の日焼け止めを使っているかもしれません。

でもこれは、絶対にNG。

日焼け止めが劣化して効果がなくなってしまうこともありますし、雑菌が入って肌トラブルの原因になる場合もあります。

開封した日焼け止めは、そのシーズン内で使い切るのが基本です。最長でも1年以内に使い切るようにしましょう。

日焼け止めは「充分な量」が必要

これから日焼け止めの正しい塗り方をご紹介していきますが、いくら正しい塗り方をしても、充分な量を使わないと効果が半減してしまいます。

日焼け止めには、それぞれ適量が書かれているので、その推奨量をしっかりと塗りましょう。使用量の目安として、以下の量が適量だと言われています。

  • ゆるいテクスチャー(ミルクタイプ)……500円玉大
  • 硬めのテクスチャー(クリームタイプ)……パール粒大

 
この量を手に取り、顔の数ヶ所にチョンチョンとのせていきましょう。(くわしくは後述します)

日焼け止めがもったいないからと言って、少ししか使わないと、日焼け止めの効果を存分に発揮できなくなります。

SPFとPAはシーンによって選ぶのが大事

日焼け止めには、SPFとPAの文字が書かれていますよね。SPFは紫外線の影響を肌が受けるまでの防御時間を表し、PAはシミなどを防ぐ防御力の強さを表しています。

日焼け止めの効果が高いほど、肌への負担が大きいので、シーンによって使い分けることをオススメします。

たとえば毎日の普段使いでSPF50・PA++++の最強の日焼け止めを使ってしまうと、肌がボロボロに荒れてしまうかもしれません。

日常生活の通勤や買い物は「SPF10~20」「PA+」

毎日の通勤や、近所への買い物の場合は、それほど強い日焼け止めは必要ありません。でも、たとえ1時間程度の外出でも、日焼け止めは必須です。

毎日5分紫外線を浴びたら、12日後には1時間分の紫外線の影響が肌に現れると言われています。つまり蓄積されていくので、日焼け止めを塗らないと、数年後には大変なことになるかもしれません。

そのため、通勤や買い物などの日常生活では、「SPF10~20」「PA+」程度の日焼け止めを使うと良いでしょう。

数値が低いほど肌への負担は少なく、落としやすいメリットもあります。

屋外での長時間レジャーには「SPF30」「PA++」

屋外でのバーベキューや、旅行先での外出など、長時間のレジャーでは「SPF30」「PA++」程度の日焼け止めを使うと良いでしょう。

そこまで大量に汗をかくことがないなら、これくらいの日焼け止めを小まめに塗り直せば大丈夫です。

ただし、屋外でスポーツをするなど、大量に汗をかく場合には、頻繁に塗り直すか、もっと強い日焼け止めのほうが良いかもしれません。

海・山の紫外線が強い場所は「SPF40~50」「PA+++」

海や山の紫外線は、街中の紫外線よりも強いのが特徴です。そのため、「SPF40~50」「PA+++」程度の強い日焼け止めが必要になります。

海水浴やプールに入る場合には、ウォータープルーフの日焼け止めが落ちにくいのでオススメです。

ただし、ウォータープルーフは肌への負担が大きいので、敏感肌や乾燥肌の人にはオススメできません。

ちなみに、ウォータープルーフの日焼け止めでも、SPF50の強い日焼け止めでも、塗り直しは必須です。

日焼け止めの正しい塗り方

では、「SPFの選び方」や「効果的な適量」がわかったので、日焼け止めの正しい塗り方を見ていきましょう。

日焼け止めを顔のパーツごとに数ヶ所にのせる

日焼け止めの正しい塗り方は、顔のパーツごとに、数ヶ所にのせてから伸ばしていくことです。

いきなり塗りはじめると、塗りムラができることがあるので、パーツごとに分けて塗るのがポイントです。

日焼け止めをのせる数は、以下を参考にしてください。

  • おでこ……2~3ヶ所
  • 頬……4~6ヶ所
  • 鼻……1ヶ所
  • あご……2~3ヶ所

 
それぞれの数の分だけ、指でチョンチョンと日焼け止めをのせていきましょう。

基本的には、1㎠あたり2mgが適量だと言われています。塗り残しがある場合には、適宜追加すると良いでしょう。

一気に塗らず、少しずつ伸ばしていく

日焼け止めの正しい塗り方は、一気に伸ばすのではなく、少しずつ丁寧に伸ばしていくことです。

日焼け止めを塗っているのに焼けてしまう場合は、一気に塗ってしまうことで、塗りムラができている可能性があります。

日焼け止めを塗るのは意外と面倒ですが、将来のシミを防ぐためにも、丁寧に塗っていきましょう。

顔の凹凸部分は丁寧に塗る

顔には凹凸があって、日焼け止めが塗りにくいですよね。でも、ここを適当に塗ってしまうと、部分焼けしてしまうこともあるので気をつけましょう。

日焼け止めの正しい塗り方は、数ヶ所にのせて、少しずつ伸ばしていき、凹凸部分に丁寧に塗ることです。

ここまではOKですか? では、実際の塗り方に入っていきます。

顔は内側から外側へ塗る

日焼け止めの正しい塗り方は、顔の内側から外側へ伸ばして塗っていくことです。皮膚のシワや繊維に沿って塗ることが大切なんだとか。

それに沿って塗らないと、キレイに塗れない場合もありますし、肌の大切なコラーゲン組織を壊してしまうこともあるそうです。

ただし、鼻は上から下へ、あごやフェイスラインは外側から内側へ塗るようにしましょう。

焼けている場所との境界線を作らないのがコツ

日焼け止めの正しい塗り方は、うっかり日焼けしてしまった場所との境界線を作らないのがコツです。

わたしの失敗談ですが、顔はしっかり日焼け止めを塗り、白い肌をキープすることができたものの、首は適当に塗ってしまったことがあります。

すると、首の日焼けした部分との境界線がわりとハッキリしてしまい、顔だけ白くなってしまったのです。

おかげで白肌にもかかわらず、あえてダークカラーのファンデーションを使うハメになってしまいました。そんなミスをしないためにも、首は、顔と同じくらいしっかりと日焼け止めを塗ることをオススメします。

体に直接ボトルを当て、線上にのせる

日焼け止めは、顔だけでなく、体にも塗りますよね。体への塗り方は、どうしていますか? 手に取った日焼け止めを、そのまま肌に伸ばしていく人も多いと思います。

でも、塗りムラを防ぐ正しい塗り方は、体に直接ボトルを当てて、1本の線上に日焼け止めをのせていくことです。

それを手のひらで、らせんを描くように伸ばしていきます。体の側面や内側、裏側にもしっかりと塗っていきましょう。

ただし、クリームタイプの日焼け止めの場合には、この塗り方では量が多すぎるかもしれません。ミルクタイプの日焼け止めにオススメの方法です。

日焼け止めの塗り方で気をつけるポイント

日焼け止めの正しい塗り方をひと通りご紹介しました。それ以外にも気をつけるポイントがあるので、ご紹介しておきますね。

外出の30分前に塗る

日焼け止めは、外出の30分前に塗るのが基本です。日焼け止めが肌に馴染むまでには、少し時間がかかるので、直前に塗ると効果が発揮できない場合があります。

毎日のことなので大変ですが、一日を気持ちよくスタートさせるためにも、朝の準備の時間は余裕を持って取っておくと良いでしょう。

海などのレジャーに行く場合にも、あらかじめ自宅で日焼け止めを塗っておき、海に着く直前に塗り直しておくと万全ですね。

化粧水などの保湿ケアの後に塗る

日焼け止めを塗るときに、メイクの前に塗るのか、後に塗るのか迷ってしまう人も多いと思います。

日焼け止めの正しい塗り方の順番は、化粧水などのスキンケアをした後に塗るのが正解です。

日焼け止めは肌を乾燥させる成分が含まれているので、化粧水や乳液でしっかりと保湿した後に塗りましょう。

テクスチャーが硬めの日焼け止めはムラに注意

日焼け止めは、テクスチャーが硬いものと柔らかいものがあります。その中でもクリームは、硬めのテクスチャーもあるので、塗りムラに注意する必要があります。

テクスチャーが硬めの日焼け止めは、伸びが悪く、しっかりと隅々まで塗るのが大変です。でも厚みがあるので、日焼け止め効果が高いのはクリームです。

冒頭のほうで適量をご紹介しましたが、隅々まで伸ばせなかった場合には、適宜追加するようにしましょう。

ゆるいテクスチャーの日焼け止めは塗り直し必須

一方、ゆるいテクスチャーの日焼け止めは、伸びがよく、隅々まで塗りやすいのが特徴です。ただし、薄塗りになる可能性があるので、二度塗りしたほうが良いかもしれません。

また、柔らかいテクスチャーの日焼け止めは、汗や水で流れやすいので、しっかりと塗り直しをすることが必須条件です。

強くこすると日焼け止めがポロポロになる

日焼け止めをしっかりと肌に馴染ませたくて、強くこすってしまうことはありませんか? 強くこすると肌を傷めてしまうので、やさしく伸ばすことが大切です。

また、強くこすると日焼け止めがポロポロになって、剥がれてしまうことがあるので気をつけましょう。

ポロポロになってしまうと、充分な量の日焼け止めを肌にのせることができなくなり、塗ったのに日焼けしてしまうことがあります。

焼けやすいパーツは二度塗りするのがコツ

日焼け止めをしっかり塗ったはずなのに、夜のお風呂のときに、肌がヒリヒリして焼けてしまったことに気づくことはありませんか?

うっかり日焼けしてしまうのを防ぐためには、焼けやすいパーツには二度塗りすることがコツです。

また、塗りムラや塗り忘れやすいパーツを知っておくことで、ムラ焼けしてしまうのを防ぐことができます。この2つについてご紹介していきましょう。

焼けやすいパーツはここ!

焼けやすいパーツは、だいたい決まっています。すべてのパーツに均等に日焼け止めを塗ってしまうと、焼けやすい場所だけ焼けてしまいます。

そのため、焼けやすい以下のパーツには、二度塗りすることをオススメします。

  • 頬骨
  • 肩の上側
  • 腕の付け根のカーブ

 
いかがですか? いつも焼けてしまう場所は、このような場所ではありませんか?

頬骨や鼻は高くなっているので、紫外線が当たりやすく、日焼けしやすいパーツです。また肩の上側や腕の付け根のカーブの部分も、そこだけ赤くなってしまうことが多いのではないでしょうか?

まずは、すべてのパーツに均等に日焼け止めを塗り、その後で上記の部分に二度塗りをしましょう。

塗りムラ・塗り忘れやすいパーツにも注意!

では、塗りムラができやすいパーツ・塗り忘れやすいパーツとは、どの部分なのでしょうか? ムラ焼けしてしまうのを防ぐために、しっかりと覚えておきましょう。

顔で塗り忘れやすいパーツ

  • 眉間・目頭のくぼみ
  • まぶた
  • 小鼻の横
  • くちびる
  • 髪の生え際
  • フェイスラインの裏

 
顔は凹凸が多いので、塗りムラができやすいです。とくに眉間から目頭にかけてのくぼみの部分は、意外と忘れがちな場所ではないでしょうか?

また、耳・まぶた・小鼻の横も見落としがちなパーツで、とくに耳は塗りにくいですよね。手のひらに残っている日焼け止めを、耳をつかむようにして塗ると良いでしょう。

鏡で見えている部分は、意識してキレイに塗ろうとしますが、意外な落とし穴は「フェイスラインの裏」です。ここは顔と首の境界線なので、しっかり塗らないと「顔と首の色が違う」という残念な事態を招いてしまいます。

最後に髪の生え際ですが、指でなぞるようにして塗りムラをなくしましょう。

ちなみに、くちびるは肌質が違うので、紫外線の影響を受けやすいと言われています。くちびるが焼けるとくすんだような色になってしまうので、UVカット機能のあるリップクリームを塗っておきましょう。

体で塗り忘れやすいパーツ

  • 首・首の後ろ
  • 背中・デコルテの露出部分
  • ひじ・ひざの裏
  • 足の甲・手の甲

 
体は範囲が広いので、ムラなく塗るのはけっこう大変です。でも、上記のパーツはしっかりと塗るようにしましょう。

首と首の後ろは、顔との境界にあるので、焼けやすく目立ちやすい場所です。また服から露出しているデコルテや背中も焼けやすいので、しっかりと塗りましょう。

そして、ひじ・ひざの裏、足の甲・手の甲も忘れがちです。意外と日焼けしやすく、黒くなってしまうので細部まで塗っておきましょうね。

日焼け止めの塗り直し方

日焼け止めの効果を最大限に引き出すためには、小まめに塗り直すことが大切です。では、効果的な塗り直し方をご紹介しましょう。

2~3時間おき、汗や水で流れるなら1時間おき

日焼け止めはSPFの数値を鵜呑みにせず、2~3時間おきに塗り直すのが基本です。汗や水で流れてしまうなら、1時間おきに塗り直したほうが良い場合もあります。

状況に応じて、小まめに塗り直すことで、効果的に日焼け対策ができますよ。

皮脂や汗を拭いてから塗る

日焼け止めを塗り直すときは、皮脂や汗を拭いてから塗りましょう。皮脂でベトベトしている肌に塗っても、日焼け止めが流れやすくなって、効果が半減してしまいます。

なるべく肌をこすらないように、ティッシュで押さえるか、タオルでやさしく吸い取ってから日焼け止めを塗り直すと良いでしょう。

塗り直しが面倒な場合はスプレー・パウダーを持参

塗り直しが大切だと言っても、どうしても面倒なときってありますよね。屋外のレジャーで、落ち着いて塗り直す場所がない場合もあるかもしれません。

そんなときの対策として、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを持参しておくと便利です。

手軽に塗り直しができれば、うっかり2~3時間が過ぎてしまうことも少なくなるでしょう。

ただし、海や山のレジャーでは紫外線が強いので、できればクリームタイプの日焼け止めをしっかりと塗り直すことをオススメします。

メイクを軽くオフしてから、保湿をして日焼け止めを塗り、その上からパウダータイプの日焼け止めを塗れば万全です。

絶対に焼きたくない人は日焼け止めを正しく塗ることで解決!

日焼け止めの正しい塗り方をご紹介しました。絶対に焼きたくない人は、塗り忘れや焼けやすいパーツにしっかり塗ることが大切です。

こと葉
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こと葉の一言コラム

塗り方のコツとポイントをつかみ、小まめな塗り直しで効果的な紫外線対策を!

日焼け止めの正しい塗り方をマスターして、シミの恐怖から解放されましょう。