美容

日焼け止めと化粧下地は両方必要なの?別々に塗るメリット・デメリット

日焼け止めと化粧下地は両方いる? 別々に塗るのと1本で済ませるメリット・デメリット

日焼け止めを塗る季節になると、メイクをするのが面倒に感じたことはありませんか?

日焼け止めは一年中必要とはいうものの、秋冬はベースメイクなどをUV仕様にしていれば、しっかりと日焼け止めを塗るのは春夏くらいですよね。

すると春夏は、いつものメイクに1つプラスされるだけで、意外と時間がかかるのではないでしょうか?

こと葉
こと葉
日焼け止めをキレイに塗るのが、けっこう大変なのよね

そこで今回は、日焼け止めと化粧下地は両方必要なのか、という疑問を解決していきたいと思います。そして両方を別々に塗るメリット・デメリットもご紹介します。

日焼け止めと化粧下地は両方必要なの?

早速ですが、日焼け止めと化粧下地は両方必要なのかという疑問を解決しましょう。結論からすると「両方必要」です。

日焼け止めと化粧下地には違う効果があるので、それぞれの効果を最大限に引き出すには、両方を別々に塗ることが1番オススメです。

残念ですが、メイクの手順が少なくなることはなさそうですね。でも、日焼け止めと化粧下地を両方塗ることにはデメリットもあります。それをこれからご紹介しましょう。

両方を別々に塗るメリット・デメリットは?

日焼け止めと化粧下地の両方を別々に塗ることが1番良い方法とはいえ、実はメリットとデメリットがあります。

別々に塗るメリットはそれぞれの効果が高いこと

日焼け止めと化粧下地の両方を別々塗るメリットは、何といってもそれぞれの効果が最大限に引き出されることです。

日焼け止めの効果をしっかりと発揮してくれて、しかも化粧下地の効果も高いので、メイクがキレイに仕上がります。

どちらの効果も1番高いのが、両方を別々に塗る方法なのです。

別々に塗るデメリットは面倒なこと

日焼け止めと化粧下地の両方を別々に塗るデメリットは、言うまでもありませんが面倒なことです。メイクに時間がかかってしまうことが、1番のデメリットですね。

しいて言えばもう1つデメリットがあり、いくつも重ね塗りするので「厚塗り感」が出てしまうこと。

日焼け止めはしっかりと塗らないと効果がないので、けっこう多めの量が必要になります。それに加えて化粧下地とファンデーションを塗り、場合によってはコントロールカラーやコンシーラーなども塗りますよね。そして最後にパウダー。

何層にもミルフィーユ状態に重ね塗りするので、どうしても厚塗りになってしまうことがデメリットです。

日焼け止め効果のある化粧下地でも効果ある?

日焼け止めと化粧下地を別々に塗ると厚塗りになってしまうなら、「日焼け止め効果のある化粧下地なら良いのでは?」と思いますよね。

もしこの方法で大丈夫ならメイクの時間が短縮できそうですが、どうなのでしょうか?

日焼け止め効果がかなり低くなる

日焼け止め効果のある化粧下地は、簡単に2ステップ終わるので便利なのですが、日焼け止めの効果がかなり低くなってしまうのがデメリットです。

たとえSPF50の化粧下地を使っても、日焼け止めのSPF50の効果には到底かないません。

その理由として考えられるのは、おもに2つ。1つは薄塗りになってしまうので日焼け止めの効果が少ないこと。そしてもう1つは両方の効果が中途半端だからです。

日焼け止めを塗る際に推奨されている必要量は、一般的には500円玉大と言われています。でも日焼け止め効果のある化粧下地をそんなにたくさん塗ったら、かなり厚塗りになってしまいます。

そのためどうしても薄塗りになってしまうので、日焼け止め効果がかなり低くなってしまうということなのです。

それともう1つ。そもそも日焼け止め効果のある化粧下地は、両方の効果が中途半端になってしまうのであまり高い効果は期待できないでしょう。

重ね塗りをしてもSPFは加算されない

UVカット効果のあるものを重ね塗りする際に、多くの人が1度は考えることがあります。それは「SPFの数値は加算されないの?」という疑問。

これは残念ながら加算されません。

たとえばSPF20の日焼け止めを塗り、その上にSPF10のファンデーションを塗っても、合計でSPF30にはなりません。

SPFの数値は1番高いものが優先されるので、この場合はSPF20となります。

ほとんど外に出ないなら使ってもOK

とはいえ、日焼け止め効果のある化粧下地は便利ですよね。どうにかして利用する方法はないのでしょうか? 実はあります。

ほとんど外に出ない日なら、日焼け止め効果のある化粧下地でも効果が期待できます。室内にも紫外線が入って来ていますが、それくらいであれば効果があります。

休日などの家でのんびりする日は、便利な化粧下地を利用してみましょう。SPFの数値が低いものなら、肌にもそれほど負担になりません。

下地効果のある日焼け止めにもデメリットはある?

では、化粧下地の効果がある日焼け止めならどうでしょう? 基本的には日焼け止め効果のある化粧下地と同じで、それぞれの効果が半減してしまいます。それ以外のデメリットについても見ていきましょう。

メイクの仕上がりがイマイチ

化粧下地の効果がある日焼け止めは、メイクの仕上がりがイマイチなことがデメリットです。どちらかというと日焼け止め寄りの効果があるので、化粧下地の効果はあまりありません。

いろいろな会社から、いろいろなテクスチャーが出ているので一概には言えませんが、比較的ファンデーションの伸びが悪いものが多いと考えられます。

どちらかといえば日焼け止め効果のある下地のほうが良い

日焼け止めと化粧下地が一緒になった化粧品は、基本的にそれぞれの効果が半減してしまうので良くないとご説明しました。

でも、どちらかといえば「日焼け止め効果のある化粧下地」のほうが比較的使いやすいでしょう。メインの効果が化粧下地なので、メイクの仕上がりもわりと良いと考えられます。

どちらかを使う予定なら、日焼け止め効果のある化粧下地が良いかもしれません。ただし、いろいろな会社からいろいろなテクスチャーが出ているので、やはり一概には言えません。

日焼け止めと化粧下地を混ぜるのはアリ?

雑誌やネットで、化粧品を混ぜて使うことが紹介されることがあるようです。たとえば乳液とリキッドファンデーションを混ぜると保湿効果が高まるようですが、基本的には別々に使うのが1番です。なぜなら、それぞれの効果が半減してしまうから。

リキッドファンデーションは落ちにくいので肌が乾燥しやすく、しかも肌に刺激が強いと言われています。そのため乳液を混ぜることでテクスチャーがなめらかになり、保湿効果も高まるということが言いたいのでしょう。

確かにそのような効果もあると思いますが、乳液を混ぜることでリキッドファンデーションのメリットである「落ちにくい」という特徴はなくなります。

どんな化粧品でも、それ単体で塗ったときの効果を想定して作られています。そのため別々に使うほうが、それぞれの効果をしっかりと実感できるのです。

これと同じように、日焼け止めと化粧下地を混ぜるのは基本的にNGです。肌に悪いという影響はありませんが、それぞれの効果が半減することが1番のデメリットです。

別々に塗るのはどうしても面倒だと思ってしまいますが、とくに屋外レジャーに行くときは、別々に塗ることのメリットはかなり大きいです。毎日ではなくても、絶対に焼きたくない日だけでも手間を惜しまないほうが良いですよ。

塗る順番や塗り直しにもメリット・デメリットがある

日焼け止めと化粧下地の両方を塗ることや、両方の効果がある化粧品を1本で済ませることのメリット・デメリットをご紹介しました。

両方を別々に塗ることが1番良い方法なら、塗る順番や塗り直し方が気になりますよね。実は、塗る順番や塗り直しにもメリット・デメリットがあるのです。

日焼け止めを先に塗ると日焼け止め効果が高いのがメリット

日焼け止めと化粧下地の両方を塗るなら、日焼け止めを先に塗るほうが日焼け止めの効果が高いと言われています。基本的な塗る順番としても、この順番のほうが推奨されています。

日焼け止めを肌に近い場所に塗ることで、日焼け止め本来の効果が最大限に発揮されるというわけです。

また化粧下地をファンデーションの直前に塗ることで、ファンデーションの伸びが良くなり、メイクの仕上がりもキレイになります。

日焼け止めを先に塗ると肌への刺激が強いのがデメリット

日焼け止めは肌への刺激が強いので、肌に近い場所に塗ると肌に負担がかかりやすくなるのがデメリットです。

そのため敏感肌の人は、化粧下地を先に塗って肌をコーティングしたほうが肌に負担がかからなくなります。

また日焼け止めを先に塗ると、汗をかくと日焼け止めが落ちやすくなるのもデメリットです。

別々に両方塗ると塗り直しが面倒なのがデメリット

日焼け止めと化粧下地の両方を別々に塗ると、塗り直しが面倒になることもデメリットです。

日焼け止めは2~3時間おきに塗り直さないと効果が減ってしまうので、絶対に焼きたくない人は小まめな塗り直しが必要です。

まず、乳液でポイントメイク以外のベースメイクを落とし、日焼け止めと化粧下地を塗ります。その上にファンデーションを塗り、パウダーで仕上げます。

慣れてくれば簡単なのですが、最初はキレイに塗り直すのに時間がかかってしまうと思います。だから面倒なのです。

屋外レジャー以外なら簡単な塗り直し方でOK

もし、どうしても上記の塗り直し方が面倒なら簡単な方法もあります。屋外レジャー以外なら、簡単な塗り直し方でもOKです。

まず、ティッシュで皮脂と汗を吸いとり、パウダータイプの日焼け止めをパウダーファンデーションの代わりにしてメイク直しをします。その上からスプレータイプの日焼け止めを吹きかければ完成です。ずいぶん簡単になりましたね。

オフィスワークの人なら、この塗り直し方でもOKでしょう。帰りは夕方になると思いますので、紫外線はだいぶ弱くなっています。

ただし、この塗り直し方ではムラができやすく日焼け止め効果も低いので、くれぐれも屋外レジャーをするときには、面倒でもしっかりとした塗り直しをしてくださいね。

日焼け止めと化粧下地は両方別々に塗るのがベスト!普段使いならUV化粧下地でもOK。

日焼け止めと化粧下地の両方必要なのかという疑問は解決しましたね。両方別々に塗るのが1番ですが、場合によってはUV効果のある化粧下地でもOKということでした。

塗る順番や塗り直し方にもメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を見つけることが大切ですよ。

こと葉
こと葉
こと葉の一言コラム

日焼け止めと化粧下地のそれぞれの効果を最大限に発揮させたいなら、両方を別々に塗ることが大切。

でもシーンによってUV化粧下地などを使い分けると便利ですよ。あなたが優先する効果が得られる方法を選んでください。