本当は大きいのに、見た目が小さく見える理由と解決策
胸が小さいレッテルを貼られている女性の中には、実際にはカップサイズが意外と大きい人もいるのではないでしょうか?
たとえば、本当はEカップなのに、見た目はAかBにしか見えない人。その理由は、いったい何なのでしょうか?
そこで今回は、実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由と解決方法をご紹介します。
本当はそれなりに大きい胸なのに、貧乳呼ばわりされる悩みから解放されましょう!
目次
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由とは?
実際のカップサイズはそれなりに大きいのに、なぜか胸が小さく見える理由とは何なのでしょうか?
中には、Eカップなのに貧乳と言われ続けている女性もいると思いますので、その真相を見ていきましょう。
「垂れ乳」なので、デコルテが痩せて見える
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由は、胸が低い位置に下がってしまった「垂れ乳」の可能性があります。
加齢とともに胸の位置が低くなることが多いですが、胸の筋肉が衰えていると、若い女性でも垂れ乳になる恐れがあります。
垂れ乳になると、デコルテの部分が削がれたようになり、痩せて見えるため胸が小さく見えてしまうのです。
また、垂れ乳になる原因として考えられるのは、「クーパー靭帯が伸びていること」です。
クーパー靭帯とは、胸を高い位置にキープするためのコラーゲン組織ですが、スポーツなどで胸が揺れてしまうと、クーパー靭帯が伸びてしまうのです。
すると胸が下に垂れやすくなり、垂れ乳になってしまいます。
「離れ乳」なので、胸が前に突き出していない
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由は、左右の胸が離れている「離れ乳」の可能性があります。
離れ乳の場合は、谷間ができない悩みを抱えている女性も多いと思います。
その理由の1つとして、離れ乳は胸が外側に突き出している特徴があるため、左右の胸が近づきにくいのです。
また、胸が前に突き出していないので、胸が小さく見えることが考えられます。
胸が柔らかすぎて、脂肪が流れてしまう
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由は、胸が柔らかすぎて、脂肪が流れてしまうことです。
このタイプの人は、ブラをつけているとそれなりに大きく見えるのに、ノーブラだと「まな板」のような貧乳になってしまう女性もいるのではないでしょうか?
また、仰向けに寝たときは、目も当てられない状態になってしまうことも。だから彼氏にガッカリされて、ショックを受けている女性も多いはずです。
脂肪が柔らかすぎる原因として考えられるのは、3つあります。
- 乳腺が発達していないので、胸にハリがない
- 胸筋が衰えていて、脂肪が多い
- 急激に太って、短期間で脂肪が増えた
脂肪が柔らかいということは、痩せたら胸から小さくなる可能性が高いことを意味しています。
落ちにくい脂肪は硬いので、胸が柔らかい人は、胸筋を鍛えて胸にハリを持たせることが大切です。
また、乳腺に対して脂肪が多い人は、乳腺を発達させることで、落ちにくく流れにくい脂肪をつくることができます。
痩せ型なので、アンダーバストが小さい
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由は、痩せ型でアンダーバストが小さい人に見られる特徴です。
一般的な女性のアンダーバストは「75」だと言われています。それよりも細い人は、カップサイズが小さくなってしまうのです。
どういうことかというと、同じ「Cカップ」でも、アンダーバストが小さくなると、カップサイズが小さくなります。
これは、どんなブラにも共通することなので、たとえCカップでも、BやAと同じカップサイズの可能性もあります。
たとえば、C70・B75・A80は、どのカップサイズが大きいと思いますか?
じつは、ぜんぶ同じカップサイズなのです。ちょっとショックかもしれませんが、アンダーによっては本当に胸が小さい可能性もあります。
バストの厚みがない・トップの高さがない
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由は、バストの厚みがないからです。
バストの容量(体積)は多いので、カップサイズは大きいのですが、バストトップの高さがないことで、胸が実際よりも小さく見えてしまうことがあります。
じつは、これは日本人を含むアジア人に多い特徴だと言われています。
同じカップサイズでも欧米人の胸のほうが大きく見える理由
同じカップサイズなのに、日本人と欧米人には、胸の形に特徴の違いがあるようです。同じサイズでも、欧米人のほうが大きく見えると言われています。
その理由は、胴体の形の違いが関係しています。
日本人は胴体の厚みが薄く、横から見ると薄く、前からみると幅があるように見えるのが特徴です。
一方、欧米人の胴体は厚みが厚く、横から見ると厚いのですが、前からみると細く見えるのです。
日本人のような平べったい体型を「平胴」、欧米人のような体型を「丸胴」と言います。
丸胴の欧米人は、胸の形も丸く、前に突き出しているのが特徴です。つまり胸に高さがあるのです。
しかし平胴の日本人は、胸の形も楕円形で平べったく、横に広がっているのが特徴です。つまり高さがないということ。
そのため欧米人の胸のほうが大きく見え、日本人の胸は小さく見えてしまうのです。
何だか損したような気分になりますね。
欧米人と日本人の胸には、もう1つ特徴があります。それは、胸の硬さです。
欧米人の胸は硬くハリがあり、日本人の胸は柔らかく流れやすい特徴があります。
この特徴からも、欧米人の胸のほうが大きく見えるのです。
実際のカップサイズに見える胸になる解決方法はあるの?
日本人の胸は、実際のカップサイズよりも小さく見えやすいことはわかりましたが、その解決方法はあるのでしょうか?
同じ日本人で、同じカップサイズでも、大きく見える人と、小さく見える人がいますよね。
少しでも実際のカップサイズに近づけるようにするには、どんな方法があるのでしょうか?
その1つは、日本人の胸の特徴である「柔らかくて流れやすい胸」を改善する必要があります。
そのためには、胸の血行を良くして、胸に栄養を届けることが大切です。
また、胸にハリを持たせるには、女性ホルモンを活性化させて、乳腺を発達させることが有効です。
さらに、胸を高い位置にキープするために、胸の筋肉を鍛えることが効果的です。
おもに、この3つの解決方法がありますが、もっと詳しく見ていきましょう。この他に、一時的な改善方法もありますので、チェックしてみてくださいね。
見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法①胸にハリを持たせる
見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法は、胸にハリを持たせることです。
胸にハリを持たせるためには、おもに3つの方法があります。
それは、「乳腺を発達させる」「女性ホルモンを活性化させる」「胸筋を鍛える」です。
では、この3つについて見ていきましょう。
乳腺を発達させて、胸にハリを持たせる
見た目が小さい胸を大きく見せるには、乳腺を発達させて、胸にハリを持たせることが大切です。
乳腺は、胸に張りめぐらされていて、母乳を出す腺のことです。
そのため妊娠・出産をすると発達し、胸が大きくなるのです。
乳腺が多い人ほど、その周りに脂肪がつきやすく、胸が大きくなると言われています。
カップサイズが大きいのに、見た目が小さく見える胸の人は、乳腺に対して脂肪の割合が多いのが特徴です。
乳腺を刺激するツボ
乳腺を発達させるには、ツボを刺激することも効果的です。
乳腺を発達させるツボは、胸のサイドにあります。
ちょうど乳首の延長線上の「わきの下あたり」にツボがあります。
押すと少しだけ痛みがある場所で、ここを左右同時に押すと、乳腺が発達すると言われています。
女性ホルモンの分泌を活発にする
乳腺を発達させる方法は、ツボを刺激する以外にもあります。それは、女性ホルモンの分泌を活発にすることです。
女性ホルモンの分泌が活発になれば、乳腺を発達させることができます。
しかし、加齢とともに女性ホルモンの分泌が減少すると言われているので、生活習慣を改善することが必要です。
睡眠や食生活などの生活習慣を改善することが、大きなポイントになります。
ホルモンバランスを整える生活習慣
女性ホルモンの分泌を活発にするには、生活習慣を整えることで、ホルモンバランスを整えることができます。
睡眠をしっかりとることで、ストレスを解消したり、成長ホルモンの分泌をうながすことができます。
生活習慣が整えば、自律神経が整えられて、女性ホルモンの分泌を活発にすることができます。
また、胸に栄養を届けるためにも、栄養バランスの良い食生活を送ることも大切です。
女性ホルモンと似たような働きをする「大豆イソフラボン」を摂取することで、ホルモンバランスを整えることができます。
胸筋を鍛えて、胸の位置を高くする
見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法は、胸筋を鍛えて、胸を高い位置にキープすることが効果的です。
胸を高い位置にキープすることで、若々しい印象になり、胸が大きく見える効果があります。
加齢とともに筋肉は衰えていくものなので、意識的に胸筋を鍛える必要があります。
胸筋を鍛えて胸を大きく見せる方法
胸筋を鍛える方法はいくつもありますが、鍛え過ぎると硬い胸になってしまうので、柔らかさも残しておきたいですよね。
そのためには、適度な筋トレが必要です。
- ヒザをついた状態での腕立て伏せ
- 合掌のポーズ
などが効果的です。
クーパー靭帯を守って、胸の高さをキープする
実際のカップサイズと同じ大きさの胸に見せるためには、クーパー靭帯が伸びるのを防ぎ、胸の高さをキープすることが大切です。
垂れ乳になる原因は、クーパー靭帯が伸びることと、胸筋が衰えることです。
胸筋についてはご紹介済みなので、クーパー靭帯が伸びるのを防ぐ方法をご紹介します。
スポーツブラで胸の揺れを防ぐ
走ったり、エクササイズをしたり、何かスポーツをするときは、胸が激しく揺れることが予想されますよね。
胸が揺れるとバストサイズが小さくなったり、クーパー靭帯が伸びたり、損傷する恐れがあります。
胸を高い位置にキープするには、クーパー靭帯を守ることが大切なので、スポーツをする時には、スポーツブラを着用するようにしましょう。
スポーツブラは、運動による胸の揺れを防ぎ、クーパー靭帯を守ることで、胸が垂れるのを防いでくれます。
見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法②胸の血行を良くする
見た目が小さい胸を大きく見せるための解決方法の2つめは、血行を良くすることです。
胸の周辺の血行が悪くなると、胸に栄養が届かなくなり、胸が小さくなったり、ハリがなくなったりします。
そのため、ストレッチやマッサージをしたり、姿勢を良くすることが大切です。
胸や肩甲骨のストレッチをする
見た目が小さい胸を大きく見せるには、胸や肩甲骨のストレッチをすることです。
肩甲骨のストレッチをする理由は、胸のちょうど裏側に位置しているので、胸の血行に大きく関わっているからです。
肩甲骨が硬くなると、肩こりになりやすいほか、胸が小さく見える原因にもなります。
そのため、胸を張る(伸ばす)ようなストレッチをしたり、肩甲骨を柔らかくするストレッチをすると良いでしょう。
胸の上側ストレッチ
- 壁を右にして立ち、右手から肘までを壁につきます。
- そのまま右足を一歩前に出して、胸の上側が伸びているのを感じましょう。
- 10秒くらいキープして、反対側も同じようにやります。
胸の上側がスゥーっとして、血流が良くなって気持ちいいですよ。
バストマッサージで血行を良くする
胸の血行を良くする方法は、バストマッサージが効果的です。バストアップには、バストマッサージが不可欠です。
やさしく揉みほぐすことで、胸の血行が良くなり、女性ホルモンの分泌を活発にすることもできます。
猫背を直し、姿勢を良くする
見た目が小さい胸を大きく見せるには、猫背を直すことが大切です。猫背になると、胸だけでなく、全身の血行が悪くなります。
するとダイエットや健康面でも悪影響があるので、姿勢を良くすることは大切です。
座っている時の姿勢や、スマホを使うときの姿勢は、猫背になりやすいので気をつけましょう。
見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法③ブラジャーで育乳する
実際のカップサイズよりも小さく見えるのを解決する方法の3つめは、ブラジャーで育乳することです。
ブラジャーのサイズや、寄せる機能が高いブラジャーをつけると、胸が大きくなる効果が期待できます。
寄せて上げる機能が高いブラジャーをつける
見た目が小さい胸を大きく見せるには、寄せて上げる機能が高いブラジャーをつけることです。
いわゆる「育乳ブラ」と呼ばれるブラジャーのことです。
横に流れてしまう胸の脂肪を真ん中に集めることができれば、脂肪が胸にとどまりやすくなります。
そのため小さく見える胸を、大きく見せることも可能になるのです。
正しいサイズのブラをつける
見た目が小さい胸を大きく見せるには、正しいサイズのブラをつけるのは基本中の基本です。
できれば、ブラを買う都度サイズを計ってもらうのが理想です。
サイズをしっかり計ってもらったことがあっても、女性の胸は、日々形を変え、サイズも変化しています。
そのため定期的に採寸することが大切ですよ。
正しいブラのつけ方を習得する
見た目が小さい胸を大きく見せるには、正しいブラのつけ方をすることも大切です。
- ストラップを肩に通してから、前かがみの状態になり、胸をカップにおさめます。
- 後ろでホックを留めたら、もう一度、横から脂肪を寄せ集めましょう。
- 最後にアンダーの位置と、背中のベルトの位置が同じ高さにあるかをチェックします。
正しいブラのつけ方ができれば、胸の形も良くなり、サイズ通りの胸の大きさに見せることができます。
もしかしたら、サイズ以上の大きさに見えることもありますよ。形状記憶ができれば、サイズアップすることも可能です。
見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法④服装で胸を大きく見せる
実際のカップサイズと同じ大きさの胸に見せるための解決方法は、胸が大きく見える服装を選ぶことです。
これは根本的な解決にはなりませんが、貧乳に見えてしまうのを防ぐ対策になります。
せっかくEカップあるのに、AやBカップに見えると、損しているような気分になりますからね。
柄物やリボンなどのデザインの服を選ぶ
見た目が小さい胸を大きく見せるには、無地の服よりも、柄物のほうが胸が大きく見えます。
柄があると遠近感が生まれるので、胸が大きく見える効果があるのです。
また、胸元にリボンやフリルなどの装飾があると、立体感が出て、胸が大きく見える効果があります。
ギャザーなど胸元にシワのある服を選ぶ
見た目が小さい胸を大きく見せるには、胸元にギャザーがついた服を着ることです。
胸元にシワのあるデザインの服は、胸にふくらみがあるように見せてくれる効果があります。
実際に胸が小さい人でも、胸が大きく見える効果があるのでオススメですよ。
谷間が見えるくらい胸元が開いた服を選ぶ
見た目が小さい胸を大きく見せるには、胸の谷間が少しだけ見える服を着ることです。
胸元が開いた服を着るのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、このタイプの服にはトリックがあります。
胸のふくらみの一部が見えることで、かくれている部分のふくらみをイメージできるからです。
また谷間が見えることで、谷間=大きな胸という図式がイメージでき、胸が大きく見える効果があります。
人間の潜在意識に、働きかける効果があるのかもしれませんね。
実際のカップサイズに見える胸をつくれば解決できる!
実際のカップサイズよりも胸が小さく見える理由と、見た目が小さい胸を大きく見せる解決方法をご紹介しました。
本当は大きいのに、小さく見えるのは損していますよね。でも、大きく見える胸をつくれば解決できますよ。
見た目は小さいのに、本当はカップサイズが大きい胸の秘密がわかりました。
せっかく大きな胸なのに、小さく見えるのはもったいないので、解決方法を実践しましょう。
これで、もう見た目が小さい胸の悩みから解放されますね。