ニベアを顔に塗って保湿ケアはできる?
誰でも一度は見たことがある「ニベア」の青缶。最近は「スキンケアに効果がある」ということで話題になっていますよね。
ニベアはもともと手や体に塗るクリームとして多くの人に愛されています。それを顔に塗っても大丈夫なのでしょうか?
SNSでも話題になっていて、ニキビが治ったとか、毛穴づまりが取れるなどと言われています。
そこで今回は、本当にニベアを顔に塗っても大丈夫なのか見ていきたいと思います。どのような使い方をすれば、スキンケアに効果的なのかご紹介しましょう。
目次
ニベアを顔に塗っても大丈夫なの?
ニベアは超ロングセラーの保湿クリームです。おもに手や全身の保湿ケアに使っている人が多いと思いますが、顔に塗っても大丈夫なのでしょうか?
SNSなどで話題のニベアの青缶ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
保湿クリームとしての効果が高くてプチプラが魅力
ニベアの青缶は、ある高級クリームと成分が似ているということで話題になりましたが、専門家が分析したところ、ニベアは価格相応の効果であるという結論が出たようです。ニベアに高い保湿効果があることは確かですが、何万円もする価値ではないとのこと。
そもそもニベアはハンドクリームのイメージが強いので、「顔に塗っても大丈夫なの?」という疑問があると思いますが、結論からすると問題はありません。高級クリームの価値はないけど、顔に塗ることは大丈夫です。
ニベアの1番の効果は、肌を保湿してくれること。高級な保湿クリームには手が出せないという人は、プチプラで手に入るニベアはとっても魅力的ですよね。
ニベアは化粧品ではないことを考慮して使うのがコツ
ニベアは顔に塗っても大丈夫ということがわかりましたが、スキンケアに使う上で気をつけたいのは「ニベアは化粧品ではない」ということ。
肌を保湿する効果はありますが、化粧品としての成分は含まれていません。そのため美肌効果やエイジングケアなどの効果はないことを考慮して使うのであれば、問題なくスキンケアに使っても大丈夫でしょう。
話題の「ニベアパック」はあまりオススメできない
ニベアパックが何かと話題になっていますが、基本的にはあまりオススメできる使い方ではありません。ニベアパックの効果としては、「毛穴の角栓除去」「ニキビ跡の改善」「美白効果」などと言われていますが、実はどれも直接的な効果はありません。
ニベアパックのやり方としては、お風呂で肌が濡れている状態のときに塗って放置したあと洗い流すとか、蒸しタオルで温めたあと角栓が気になる場所に乗せるなどがあります。
いずれの方法もパックした後に洗い流すのですが、ニベアは油分が多いのでなかなかキレイに落ちてくれません。肌にニベアが残った状態でスキンケアをしても、まったくといっていいほど肌に浸透しないのです。
そのためパックとしての効果を考えても、アフターケアのことを考えても、ニベアパックはあまりオススメできません。
高い保湿効果でもちもち肌になるニベアの使い方
では、ニベアの効果的な使い方とはどんな方法なのでしょうか? 高い保湿効果が1番の魅力なので、もちもち肌になるニベアの使い方をご紹介しましょう。
化粧水をつけた後にニベアで保湿する
ニベアを肌に直接つけるのはオススメできないとお話しましたが、効果的な使い方は化粧水で肌を保湿した後にニベアを塗る方法です。
化粧水でしっかりと保湿成分や美容成分を肌の奥まで浸透させた後で、化粧水の美容効果を閉じ込めるためにニベアを塗ります。
化粧水をつけた状態だとどんどん水分が蒸発してしまうので、必ず保湿クリームを塗る必要があります。その保湿クリームとして使うには、ニベアは効果的です。
ニベアを手で温めて柔らかくしてから塗る
ニベアの効果的な使い方は、手で温めてから塗ることです。ニベアはもともと顔用のクリームではないので、テクスチャーが硬めにできています。
顔の皮膚はうすくてデリケートなので、硬いクリームだと伸ばすときに力を入れてしまうことが多いのです。
そのため手で温めてニベアを柔らかくしてから顔に塗ることが大切です。
力を入れず、やさしく伸ばす
手で温めて柔らかくしたら、力を入れずにやさしく伸ばすのがコツです。力を入れると肌に負担がかかり、「シワ」ができてしまうことがあるので気をつけましょう。
肌をいたわるように、やさしく塗ってくださいね。
顔全体ではなく、乾燥している部分だけピンポイントで塗る
ニベアの効果的な使い方は、保湿効果を最大限に利用することです。保湿に関しては、ニベアは得意分野です。それを上手に利用してスキンケアに活かしましょう。
ニベアは油分が多いので、顔全体に塗ってしまうとベタついてしまう場合があります。乾燥がひどい場合には顔全体に塗っても良いですが、部分的に乾燥している場合にはピンポイントで塗ることをオススメします。
たとえば目の下や頬などはカサカサしているのに、鼻やおでこは皮脂が多い場合には、目の下や頬などの乾燥している部分にだけニベアを塗るようにしましょう。
皮脂が多い場所にもニベアを塗ってしまうと、人によってはニキビができやすくなってしまう場合があるので注意してくださいね。
ニベアでスキンケアする際の注意点
ニベアの効果的な使い方をご紹介しましたが、スキンケアに利用する場合には注意点もあるのでご紹介しておきます。
ニキビができているときは使わない
「ニベアでニキビが治る」というウワサがありますが、基本的にはオススメできません。
なぜなら、ニキビができるのは皮脂が多いことが原因の場合が多いですよね。ニベアには油分が多く含まれているので、ニキビに塗ると治りにくくなる場合があります。
乾燥が原因のニキビなら保湿が必要なので、ニベアを塗ると効果的だと言われています。どんなニキビの種類なのかを見極めて使うと良いでしょう。
脂性肌の人にはあまり向いていない
ニベアは油分が多いので、脂性肌の人にはあまり向いていません。顔がベタつきがちな人は、ニベアよりもさっぱりしたテクスチャーの化粧品でスキンケアをすると良いでしょう。
ただし、インナードライ肌の人はニベアで保湿するのも効果的かもしれません。インナードライ肌とはアラサー・アラフォー世代に多い肌質で、肌の表面がベタついているのに肌内部は乾燥しているという肌状態のこと。
インナードライ肌の人は、自分が脂性肌だと勘違いして乾燥が悪化してしまうスキンケアをすることがあります。しっかりとインナードライ肌かどうかを見極めることが大切です。
◆インナードライ肌の見極め方
インナードライ肌の見極め方は、皮脂が多いのにファンデーションを塗ると乾燥している感じがするのが特徴です。「乾燥しているのかも」と思って保湿化粧品をつけても、あまり肌に浸透している感じがしないことも特徴の1つです。
皮脂が多いことが気になっている人が多いと思いますので、洗顔を念入りにすることは良いのですが、その後にべたつくのがイヤだからと化粧水だけで終わらせるのはNG。
化粧水の後に乳液や保湿クリームを塗らないと、どんどん肌内部が乾燥して皮脂もさらに多くなってしまうので気をつけましょう。
ニベアだけでスキンケアをしない
ニベアが空前のブームになったとき、「化粧水や乳液などのスキンケアがニベア1つだけでOK」と言われていましたが、この使い方は基本的にオススメできません。
その理由は2つあります。
1つはニベアは化粧品ではないので、顔に直接塗るのはオススメできないということ。体よりも顔の肌のほうが弱いので、必ず最初に「化粧水をつけてからニベアを塗る」ようにしてください。あくまでも「保湿クリーム」として使いましょう。
そしてもう1つの理由は、ニベアは油分が多いので肌に浸透しないということ。肌に膜をつくって覆うことはできますが、肌内部まで保湿成分を浸透させる効果はありません。肌の水分を蒸発させない効果はありますが、肌内部を保湿することはできません。
この2点を頭に入れたうえでニベアを使うようにしましょう。
ニベアの高い保湿力でもちもち肌をゲット!
ニベアは顔に塗っても大丈夫ですが、使い方には気をつけるポイントがありましたね。
高い保湿力が自慢のニベアを上手に使って、もちもち肌を手に入れましょう!
ニベアは顔のスキンケアにも効果的。
保湿効果が高いので、化粧水をつけたあとに保湿クリームとして使いましょう。
ニキビがあるときや、皮脂が多い部分には使わないなど、注意点を守ればスキンケアの強い味方になってくれますよ。