アロマオイルでシミが消える!? 効果のあるアロマオイルの選び方
アロマオイルは香りを嗅ぐことでリラックス効果をもたらしますが、肌に塗ってマッサージオイルとして使うこともありますよね。
そんなアロマオイルは、美容液としてスキンケアにも利用できるのをご存じですか?
スキンケアの中でも、シミやくすみを改善してくれる美白効果のあるアロマオイルがあります。
そこで今回は、シミに効果のあるアロマオイルの選び方と使い方の注意点、おすすめのアロマをご紹介します。
香りでリラックスしながら、エイジングケアもできるアロマオイルを見ていきましょう。
目次
アロマオイルはシミに効果があるの?
「アロマオイルがシミに効果があるなんて知らなかったわ」という人も多いと思いますが、実はアロマオイルは様々なことに利用できるのです。
一般的には香りを楽しんでリラックス効果を得るものとして知られていますが、傷の治療をしたり、掃除や洗濯にも利用できるものがあります。
また水蒸気を吸い込むことで喉の痛みを緩和したり、うつ病などの病気を回復させる効果まであるので、医療の現場でもハーブやアロマが注目されています。
そこまで幅広い効能があるアロマオイルなら、シミへの効果も期待できそうですよね。
とはいえアロマオイルといっても色々な種類があり、どのようなアロマオイルを選べば良いのかわからない人も多いと思います。
そこでまずは、どんな種類のアロマオイルを選べば良いのかご紹介します。
どんなアロマオイルを選べばいいの?
アロマオイルがシミに効果があるといっても、どんなアロマオイルでも効果があるわけではありません。アロマオイルとは植物から採れたエキスをオイルに混ぜたものですが、中には天然成分100%ではないものもあります。
天然100%のものだけを「エッセンシャルオイル」と呼び、それ以外の混合物が含まれているものを「アロマオイル」と呼びます。エッセンシャルオイルは「精油(せいゆ)」とも呼ばれます。
この記事では、エッセンシャルオイルのことをアロマオイルと呼びますので、混同しないように注意してください。
天然成分100%のアロマオイルを購入する際には、「エッセンシャルオイル」と書かれたものを選びましょう。
またマッサージやスキンケアなどで肌に直接つけるアロマオイルは、基本的には「エッセンシャルオイル」を利用することをオススメします。
色々な成分が混ざっているアロマオイルを肌につけると、刺激になり肌トラブルの原因になる場合もあります。そのため肌につけるときは、できるだけエッセンシャルオイルを使用してください。
エッセンシャルオイルではなくても、「肌に塗って使用できます」などと書かれていればOKでしょう。でも、アロマオイルの効能を存分に得るためには、純粋なアロマオイルであるエッセンシャルオイルを選ぶことをオススメします。
シミに効果のあるアロマオイルの選び方
では、シミに効果のあるアロマオイルはどのような選び方をすれば良いのでしょうか? そもそもシミの原因は「紫外線」や「ホルモンバランス」、「ターンオーバーの乱れ」などが関係しているので、それらを改善する効果のあるアロマオイルを選べば良いわけです。
紫外線による「メラニン」の生成を抑えるアロマオイル
シミに効果のあるアロマオイルの選び方は、紫外線を浴びたことによって発生する「メラニン」の生成を抑えるアロマオイルを選ぶことです。
メラニンの生成を抑える効果なんて、美白化粧品にしかないと思っていませんでしたか? 実はメラニンの生成を抑える作用があるアロマオイルもあるので、シミに効くと言われているのです。
そのためアロマオイルを上手に利用すれば、効果的にシミを改善することができますよ。
ターンオーバーを整え、アンチエイジング効果のあるアロマオイル
シミに効果のあるアロマオイルの選び方は、ターンオーバーを整える作用のあるアロマオイルを選ぶことです。肌の新陳代謝が活発になるアロマオイルを使えば、シミの元である「メラニン」を排出することができますよね。
シミやシワなどのエイジングサインやニキビ跡などを改善するには、「ターンオーバーを活発にするアロマオイル」が必要です。
またエイジングケア世代にできやすい大人ニキビを治すためには「抗酸化作用のあるアロマオイル」や「炎症を鎮めるアロマオイル」が効果的です。
乾燥肌を治すにはホルモンバランスを整えたり、ターンオーバーを活発にすることが効果的です。
「ホルモンバランス」を整えて美肌になるアロマオイル
ホルモンバランスを整える方法は、2種類あります。1つはリラックスすること。そしてもう1つは、睡眠をしっかりとること。リラックスできれば安眠できるので、結果的にはつながっています。
ホルモンバランスが整うと肌状態が良くなり、ターンオーバーの乱れも整います。すると肌の生まれ変わりが活発になるので、シミなどのエイジングサインを改善することができます。
直接的にシミを改善する効果ではありませんが、ホルモンバランスを整えることは美肌にとって大切なことです。女性ホルモンには、肌の状態を良くする効果もあります。
アロマオイルを使ってシミを改善するなら、アロマオイルの十八番である「リラックス効果」を存分に発揮してもらいましょう。
シミに効果のある「おすすめアロマオイル」はどれ?
では、シミに効果のある「おすすめアロマオイル」はどれなのか具体的にご紹介していきます。透明感のある白い肌を目指して、アロマオイルでのスキンケアを頑張りましょう。
メラニンの生成を抑えるなら「ローズマリー」「アイリス」
シミに効果のあるアロマオイルは、メラニンの生成を抑える「ローズマリー」と「アイリス」です。
ローズマリーは血行を良くして代謝を活発にする効果あります。若返りのハーブとも呼ばれていて、抗酸化作用が高いアロマオイルなので細胞を活性化し、若返らせてくれる効果があります。
アイリスは美肌効果が高いアロマオイルの1つで、メラニンの生成を抑えてシミをできにくくする効果があります。
ターンオーバーを促進するなら「パチュリ」「フランキンセンス」
シミに効果のあるアロマオイルは、ターンオーバーを促進する「パチュリ」や「フランキンセンス」です。
パチュリは殺菌効果が高く、炎症を抑える効果があることからニキビ予防に効果的なアロマオイルです。シミやシワの改善にも効果的です。
フランキンセンスは皮膚の再生を促す効果があることから、ターンオーバーを促進する効果が期待できるアロマオイルです。
免疫力を高める効果があることから、ガンが治るとまで言われているそうです。免疫力が高まるということは、お肌がキレイになる効果も期待できます。皮膚の再生を助けてくれるので、シミやシワの改善にも効果的です。
ホルモンバランスを整えるなら「カモミール」「ジャスミン」
シミに効果のあるアロマオイルは、ホルモンバランスを整える「カモミール」と「ジャスミン」です。
カモミールは安眠効果があることで知られていますが、筋肉の緊張を落ち着かせる効果があることから、心身ともにリラックスできる効果があります。
ジャスミンには鎮静作用があり、興奮した気持ちを落ち着かせる効果があります。元気がないときには気分を高める効果もあるので、精神の安定に役立つアロマオイルです。
これらの安眠効果や鎮静作用などによってホルモンバランスを整え、ターンオーバーを活発にしたり、シミを改善する効果が期待できます。
アロマオイルの使い方と注意点
シミの改善をはじめとした美肌効果のあるアロマオイルをご紹介しましたが、どのような使い方をすればシミへの効果を発揮してくれるのでしょうか? また使い方の注意点もご紹介します。
アロマオイルを化粧水にする使い方
シミに効果のあるアロマオイルは、化粧水を作ってスキンケアに利用する使い方がオススメです。化粧水にすることで肌にしっかりと浸透してくれるので、シミに作用しやすくなります。
◆シミに効く「アロマオイル化粧水」の作り方
アロマオイル化粧水の材料・用意するものは以下の通りです。これらを混ぜれば化粧水の完成です。
- 化粧水を入れる百均などの清潔な容器
- 精製水 100ml
- グリセリン 5~10ml
- エッセンシャルオイル 5滴
精製水はきれいな水のことで、コンタクトレンズを洗うときなどに利用することが多いです。ドラッグストアで100円以下で売っている場合もあります。
グリセリンは市販の化粧水にも含まれている主成分で、ドラッグストアでも安く売っています。グリセリンの量が多くなると「しっとり化粧水」になり、グリセリンの量が少なくなると「さっぱり化粧水」になります。
市販の化粧水とちがうところは、保存料などが入っていないので生もの扱いとなります。冷蔵庫で保存するのが一般的で、なるべく早めに使い切りましょう。
アロマオイルを美容液にする使い方
アロマオイルを美容液としてスキンケアに使っている人も多いようです。では、「アロマオイル美容液」はどのように作れば良いのでしょうか?
- キャリアオイル 50ml
- エッセンシャルオイル 10滴
キャリアオイルとは植物油のことですが、一般的にはアロマオイルをうすめて使うオイルのことを言います。この場合には、「オリーブオイル」や「ホホバオイル」などがオススメです。
肌に直接つけるものなので、キャリアオイルも純粋な混じりっけなしのオイルを選ぶことをオススメします。たとえばオリーブオイルなら「エキストラバージンオリーブオイル」のことです。
原液を肌につけたり、飲んだりするのはNG
アロマオイルを美白ケアに使う際の注意点は、原液をそのまま肌につけたり、飲んだりしないこと。原液は濃度が濃すぎるので、エッセンシャルオイルでもNGです。
必ずうすめて使うようにしましょう。アロマオイルは飲むこともできますが、市販のものは「食用・飲用可」などの記載がなければ絶対に飲まないでください。
アロマオイルをうすめるときの濃度に注意
原液のエッセンシャルオイルがダメなら、うすめる濃度が重要ということになります。基本的な濃度は、アロマオイルが1%未満になるようにうすめることです。
キャリアオイル50mlに対してアロマオイル(エッセンシャルオイル)10滴が1%未満の上限です。それよりうすい分には問題ないでしょう。
濃度が濃すぎると肌への刺激が強すぎて、逆効果になる場合があるので気をつけましょう。シミは肌に刺激を与えることでできやすくなると言われています。
肌に合わないアロマオイルは使用を中止する
天然100%のアロマオイル(エッセンシャルオイル)は、基本的には副作用はありませんが、人によっては肌に合わない場合があります。
肌に赤みやかゆみが出た場合には、すぐに使用を中止することをオススメします。肌荒れがひどければ皮膚科を受診したほうが良いでしょう。
肌に合うかチェックするには、パッチテストを行うのも良いのですが、少しずつアロマオイルの濃度を濃くしていくという方法もあります。
またオイルが劣化すると肌に刺激になりやすいので、酸化などの劣化には注意しましょう。
柑橘系のアロマオイルはシミに逆効果なので注意!
シミに効くアロマオイルの選び方や使い方をご紹介しましたが、中にはシミに逆効果になるアロマオイルもあります。紫外線を浴びることで肌にシミができやすくなってしまうので注意してください。
それは「柑橘系のアロマオイル」です。柑橘系のものには「光毒性」があり、紫外線の刺激を受けやすくなる作用があります。
グレープフルーツのアロマオイルは爽やかでいい香りなのですが、朝のスキンケアには使用しないでください。夜のスキンケアなら使っても大丈夫です。
柑橘系の植物による光毒性は、肌につけるだけでなく食べることでも作用します。そのため朝食でグレープフルーツなどの柑橘系フルーツは食べないようにしましょう。
シミに効くアロマオイルで効果的な美白ケア
シミに効くアロマオイルの選び方と使い方をご紹介しました。アロマオイルはシミを改善するのに効果的だとわかりましたね。
でも中にはシミに逆効果のアロマオイルもあるので、種類を間違えないようにしてくださいね。
シミにはアロマオイルが効果的だった。
美肌になるにはアロマオイルの美肌効果とリラックス効果を存分に発揮してもらいましょう。