乾燥肌によるかゆみの原因と対処法|バリア機能を回復させて保湿効果アップ

乾燥肌が原因のかゆみの対処法は、保湿によるバリア機能の回復

空気が乾燥する季節になると、肌がかゆくなる人は多いですよね。
20~40代の女性の60%以上もの人が、「月に一度は、肌がかゆいと感じる」と答えています。

その原因は「乾燥肌によるもの」だとわかっているにもかかわらず、ほとんどの人は「何を使えば良いか、わからない」と答えているのです。

つまり「これといった対処法が見つからない」ということですよね。
 

こみち
わたしも肌がかゆくて、困ってるの。対処法があるなら知りたいわ。

こみちさんも、乾燥肌のかゆみでお困りのようですね。
では、乾燥肌によるかゆみの原因は何なのでしょうか?

それは「肌のバリア機能が低下している」からなんです。
では、肌のバリア機能が低下するとはどういうことなのか見ていきましょう。

肌のバリア機能って何? なぜ、かゆみが起きるの?

乾燥肌によるかゆみの原因は、肌のバリア機能が低下しているからです。
では、肌のバリア機能とはいったい何なのか見ていきましょう。

肌を守る機能のこと

まずは肌の構造について、簡単にご説明しておきます。

肌のいちばん表面にあるのが「表皮」と呼ばれる層で、その中でもいちばん外側にあるのが「角質層」です。
角質層には「皮脂」と「水分」があり、この2つの機能によって肌が外敵から守られているのです。

たとえばホコリや細菌が肌の表面に触れても、皮脂と水分でコーティングしてあるため、肌がダメージを受けないように守っているのです。
これを「肌のバリア機能」と言います。

しかし何らかの理由によって、皮脂や水分が足りなかったらどうなるでしょうか?

肌は無防備な状態になり、外界からの刺激を受けやすい状態になります。
そのため肌にかゆみが発生することがあるのです。

バリア機能が低下する6つの原因

では、そもそもバリア機能が低下する原因とは何なのでしょうか?
この6つだけではありませんが、代表的な原因をご紹介します。

①加齢による皮脂の減少

加齢による肌老化は、やはり避けて通れない問題ですよね。
年齢とともに皮脂の分泌量が減り、肌の水分量も少なくなってしまうのです。

若い頃は「皮脂なんてニキビの元」としか思っていませんでしたが、じつは「天然のクリーム」と呼ばれるほど保湿の助けになる存在なのです。
適量なら、皮脂は必要だということです。

そんな大活躍の皮脂が減少してしまうのですから、乾燥肌はすすみ、バリア機能も低下してしまいます。

また生活習慣でも注意が必要で、とくに「熱いお風呂」が好きな人は、皮脂を必要以上に落としてしまいます。
バリア機能を守るためには、お風呂の温度や洗顔時のお湯などを「ぬるめ」にすることが大切です。

②睡眠不足によるターンオーバーの乱れ

良質な睡眠は、美肌をつくります。その理由は、眠っている間に肌の修復をしているからです。
しかし睡眠不足になると、肌の新陳代謝であるターンオーバーが乱れ、新しい肌に生まれ変わることができなくなります。

つまり古い角質が肌表面に蓄積され、ゴワゴワでカピカピの乾燥肌になってしまう恐れがあります。
そんな状態ではバリア機能が低下して、さまざまな肌トラブルを引き起こします。

③ストレスによる免疫力の低下

現代人が逃れられないもの。それは、ストレスです。
ストレスがたまると血行が悪くなり、体温も低下します。

そのため冷え性を引き起こすこともありますし、何より免疫力が低下してしまいます。
免疫力と肌は、一見関係ないように感じますが、大アリなのです。

免疫力が低下すると肌のターンオーバーが乱れて、バリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると、肌が刺激を受けやすくなり、かゆみが発生しやすくなります。

④食事制限ダイエットによる栄養不足

肌のバリア機能を回復させるには、体の中からキレイに健康にならないといけません。
でも女性は食事制限によるダイエットを決行している人も多いため、栄養不足になってしまうことがあります。

体が栄養不足になると、当然肌にも栄養が届かなくなります。
すると不健康な肌になり、ターンオーバーも乱れ、バリア機能が失われてしまうのです。

⑤喫煙による血行不良

最近はタバコを吸っている人は減りましたが、やめたくてもやめられない人もいることでしょう。
習慣を変えるというのは、なかなかむずかしいものです。

でも喫煙は、血行不良を引き起こし、肌を乾燥させてしまうのです。
乾燥肌になることでバリア機能が失われ、刺激を受けやすい状態になってしまうのです。

⑥空気の乾燥と紫外線によるダメージ

冬は空気が乾燥するので、肌も乾燥しやすくなります。
夏は紫外線がとくに強いので、肌が乾燥しやすくなります。

わたしたちの肌は、一年中乾燥と戦っているのです。
そんな季節の影響による乾燥も、肌のバリア機能を低下させる原因の1つです。

バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなる

では、肌のバリア機能が低下すると、どのような影響を受けるのでしょうか?
肌に「皮脂」と「水分」が適度にあれば、肌を外部の刺激から守る「バリア機能」が働いてくれます。

でも加齢や生活習慣、季節などの影響でバリア機能が低下すると、肌は無防備な状態になってしまいます。
無防備な状態の肌は、空気中に舞うホコリや細菌の影響をダイレクトに受けやすくなります。

そのような汚れや菌によって、肌が荒れてかゆみを引き起こしてしまうのです。
では具体的に、「かゆみ」が起きるメカニズムを見ていきましょう。

乾燥肌によるかゆみの原因は「ヒスタミン」

乾燥肌によって、肌が刺激に過敏になることはわかりましたね。
では、かゆみが起きるメカニズムは、どうなっているのでしょうか?

過敏な反応が「かゆみ」となって現れる

乾燥肌になるとバリア機能が失われて、異物が侵入してきた時に抵抗できません。
異物とは「ホコリ」や「細菌」などの外敵、空気や紫外線などのダメージ、衣服や触った手による刺激などのことです。

バリア機能が失われた肌は、ちょっとした刺激でも過敏に反応してしまいます。
この反応こそが「かゆみ」の正体なのです。

つまりかゆみは、体に異変を知らせる信号の役割をしています。

ヒスタミンが神経を刺激して「かゆみ」を出す

乾燥肌でかゆみを感じるのは、「ヒスタミン」という化学物質が分泌されるからです。
ヒスタミンとは、肌の真皮(表皮よりも奥にある肌の層)から分泌されます。

ヒスタミンが分泌されても、健康な肌状態なら免疫力で抵抗することができます。
しかしバリア機能が失われた肌では、ヒスタミンによる刺激がかゆみとなって現れてしまうのです。

ヒスタミンは、痛みなどを感じる「知覚神経」を刺激して、かゆみを引き起こします。

かけばかくほど「ヒスタミン」が分泌される

ヒスタミンの刺激によって「かゆみ」が出ると、我慢できなくてかいてしまいますよね。
それが更なる肌への刺激となり、もっと多くのヒスタミンを分泌してしまうのです。

つまり、かけばかくほど「ヒスタミン」が分泌され、かゆみは悪化していくというメカニズムなのです。
まさに悪循環ですよね。

だから、かゆくてもかかないことが大切なのです。

乾燥肌によるかゆみの対処法とは?

肌がかゆくて我慢できない時、どのように対処すれば良いのでしょうか?

かゆくても、かきむしってはダメ!

かゆみを引き起こす原因物質である「ヒスタミン」の分泌を抑えるには、かかないことが大切です。

蚊に刺された時を想像してみてください。
かいてもかいても、かゆみが収まることはありませんよね。

ヒスタミンによるかゆみは、収まるどころか悪化してしまうので、注意が必要です。

我慢できないときは、まず冷やしてみる

乾燥肌でかゆいときは、かきむしることで肌が炎症を起こしてしまいます。
炎症を起こすと肌がボロボロになったり、熱を持っていることもあります。

そのため我慢できないときは、まず冷やしてみると収まるかもしれません。
血行を良くして、体温を上昇させるのは大事です。ただし体が温まると、かゆみが悪化する場合もあります。

そのため一時的ではありますが、かゆみを抑えるために冷やすと良いでしょう。

肌を刺激しない「肌ざわりの良い服」を着る

乾燥肌でかゆいときは、なるべく肌への刺激を与えないことが大切です。
そのためには、肌ざわりの良い服を着ると良いでしょう。

オシャレのために好きな服を着たいと思いますが、かゆみが悪化する原因を自分で作る必要はないですよね。
せめて、かゆみがあるときだけでも、肌に刺激の少ない服を着るようにしましょう。

◆我慢してメイクすると悪化する

乾燥肌によるかゆみに悩んでいる人は、かゆくても我慢してオシャレをしている人が多いそうです。
確かに女性にとってオシャレは大切ですが、かゆみが悪化すると肌がボロボロになるかもしれません。

とくに多くの人が我慢しているのは、メイクです。
メイクをしないで仕事に行くわけにもいかないので、メイクは仕方ないと思っているのでしょう。

でも基礎化粧品やメイク用品を、刺激の少ないものに変えることはできます。
とはいえ最良の対処法は、かゆみがあるときはメイクをしないことです。
これができれば、いちばん良いですね。

抗ヒスタミン薬で、一時的にかゆみを止める

では、かゆみ自体を止める方法はあるのでしょうか?
それは「抗ヒスタミン薬」を塗ることです。

抗ヒスタミン薬はヒスタミンの活動を抑えて、かゆみを止める作用があります。
市販でも売っていますので、試しに使ってみると良いかもしれません。

ただし薬は一時的な改善に過ぎず、大切なのは「乾燥肌を治すこと」です。

◆最終的には皮膚科を受診すると良い

市販の抗ヒスタミン薬でも効き目がないなら、皮膚科を受診してみると良いかもしれません。
自己判断でいろいろしてしまうと、間違った対処法になる恐れもあります。

乾燥肌が原因だと思っていたけれど、じつは何らかの皮膚疾患である可能性もあります。
かゆみがひどい時や、なかなか治らない時には、専門医を受診することをオススメします。

乾燥肌とバリア機能を回復させる方法

かゆみを止める対処法はご紹介しましたが、大切なのは乾燥肌を治すことです。
バリア機能が回復できれば、かゆみは次第に収まっていくことでしょう。

では、どんなことに気をつければ、乾燥肌は治るのでしょうか?

化粧水だけでなく、保湿クリームでしっかり保湿を

普段のスキンケアで、化粧水しかつけていないという人はいませんか?
洗顔後に化粧水をつけることは必須条件ですが、それで終わりでは保湿が足りません。

いろいろ塗り過ぎるのも、逆に肌への刺激になる場合もありますが、足りないと乾燥肌を改善できません。
化粧水をつけた後には、乳液や保湿クリームをつけて、保湿を完了させましょう。

◆効果の高い保湿成分とは?

乾燥肌に良い保湿化粧品はたくさんありますが、どれを使えば良いのかわからないですよね。

乾燥肌の人は、そもそも水分を肌にとどまらせる「保水力」が低下している状態。
それを補うには、「ヒアルロン酸」がオススメです。

ヒアルロン酸は肌に存在しているものの、乾燥肌になると不足していることが多いからです。
ヒアルロン酸を補うことで肌が水分を抱き込み、肌にうるおいを与えてくれます。

また保湿効果を発揮してくれる優れた保湿成分は「セラミド」です。
セラミドは角質層に存在している成分で、細胞と細胞をつなぎ合わせるような役割があります。

最強の保湿成分とも呼ばれているセラミドは、水分を細胞の間にはさみ込むような働きをしてくれます。
セラミドの性質としては脂質に近いので、化粧水よりも「保湿クリーム」に配合されている物を選びましょう。

化粧水はヒアルロン酸が配合されている物で、保湿クリームはセラミドが配合されている物を選ぶと良いかもしれませんね。

肌を清潔にするのは大事! でも洗い過ぎやピーリングに注意

乾燥肌を改善するには、肌を清潔にすることが大切です。
肌の表面についた異物がかゆみを発生させますし、汚れが残っていると保湿成分が浸透されません。

とはいえ「洗顔しすぎ」や「ピーリング」には、注意が必要です。

乾燥肌は敏感な状態なので、刺激の強いピーリングはオススメできません。
ただし乾燥によって肌がゴワゴワに硬くなり、古い角質が残っている場合には、ピーリングが効果的です。

また洗顔の仕方によって、乾燥肌を引き起こしている場合もあります。
ゴシゴシ洗ったり、洗顔時間が長かったり、熱いお湯で洗っている場合には、それをやめるだけで改善されることがあります。

◆洗顔料やクレンジング剤は、肌にやさしいタイプを

洗浄力の強い洗顔料は、肌への刺激が強いので、できれば肌にやさしいタイプを使うと良いでしょう。
クレンジングも同様ですが、そもそもファンデーションがウォータープルーフなどの落ちにくいタイプだと、オイルクレンジングでないと落ちません。

オイルクレンジングは洗浄力が強く、乾燥肌の原因になります。
そのため洗顔料やクレンジング剤の前に、ファンデーションの種類を検討することをオススメします。

クリームファンデーションやパウダーファンデーションが、比較的肌にやさしいタイプです。

食生活や睡眠など、生活習慣を見直す

乾燥肌を治すには、体の土台となる「健康的な生活」をすることが大前提です。
すべての肌トラブルや体の不調は、生活習慣がつくり上げていると考えられます。

とくに大事なのは、睡眠です。
睡眠中に「成長ホルモン」が分泌されて、体のさまざまな部分の修復をしてくれます。

病気もストレスも、ケガも乾燥肌も、あらゆる不調を回復させてくれるのが「睡眠」なのです。
でも「安眠」できていないと意味がありません。

睡眠の1~2時間前からの過ごし方で、睡眠の質が変わります。
照明を暗めにしたり、快適な室温にしたり、テレビやスマホをシャットダウンすることも安眠のためには必要です。

また食生活では、栄養のバランスが何よりも大事です。
タンパク質・脂質・炭水化物の摂取バランスも大事ですし、ビタミンやミネラル、食物繊維もバランス良く食べる必要があります。

食生活でいちばん大事なのは、何を食べるかではなく、バランス良く食べることだと覚えておいてくださいね。

運動不足とストレスは解消して、血行を良くする

乾燥肌を改善するには、血行を良くすることが大切です。
血行が良くなれば免疫力もアップしますし、肌の新陳代謝も活発になります。

肌の新陳代謝とは「ターンオーバー」と呼ばれ、古い角質をはがし、新しい肌に生まれ変わる作用のことです。
血行が悪いと太りにくくなるのと同じように、肌の新陳代謝も血行が関わっているのです。

そのため運動不足を解消して、全身の血行を良くすることも効果的ですよ。
またストレスがたまると血行が悪くなるので、ストレスは早めに解消することをオススメします。

運動もストレス解消になりますし、他のことでも「自分が好きなこと」をすると良いでしょう。
ストレスは病気の原因にもなりますし、早めに解消するのが一番です。

乾燥肌を改善して、かゆみを撃退しよう!

乾燥肌によるかゆみの原因と対処法をご紹介しました。
肌の状態を元から改善するためには、生活習慣も大切だとわかりましたね。

かゆみを止めることだけ考えるのではなく、肌質を根本から変えることを実践してみてください。
 

こみち
こみちの一言コラム

乾燥肌は、肌の不健康。
カラダを健康にして、お肌も元気にしちゃいましょう!

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