
ハゲやすい髪質は生まれつき決まっているの?
髪質は人によって柔らかいとか硬いとか、太いとか細いとかそれぞれ違いますよね。
よく「細くて柔らかい髪質の人は将来ハゲる」なんて言われることがありますが、それは本当なのでしょうか?

そこで今回は、ハゲやすい髪質があるのか、そしてハゲやすい人の特徴を見ていきます。
実はハゲやすい職業もあるんだとか。当てはまることがないかチェックしてみてくださいね。
ハゲやすい髪質があるって本当?
細くて柔らかい髪質の人はハゲやすいと言われていますが、それは果たして本当なのでしょうか?
昔から「お前は絶対ハゲるよ」と言われ続けた人は、加齢とともに「いつハゲるのか」とドキドキしているかもしれません。
薄毛は遺伝も関係しているので、自分の父親がハゲていたら覚悟をしている人も多いでしょう。30代後半くらいになると、「ヘアスタイルを楽しめる最後の時期」だと覚悟している人もいるようです。
薄毛の人の髪質を見てみると、ほとんどの人が「細くて柔らかい髪質」であることは確かです。では、生まれつき細くて柔らかい髪質の人は、果たしてハゲやすいのでしょうか?
生まれつきの髪質ではなく「髪質の変化」に要注意!
結論からいうと、生まれつきハゲやすい髪質というのはありません。
剛毛の人でも、細くて柔らかい髪質に変化したら「ハゲる前兆」もしくは「薄毛の初期段階」と言えます。
だから、生まれつきの髪質でハゲやすい人が決まるのではなく、急な髪質の変化に注意が必要ということなのです。
生まれつき細くて柔らかい髪質でも、ハゲる人もいればハゲない人もいます。逆に剛毛の人でもハゲる人はいます。だから、生まれつきの髪質ではなく、今現在の髪質に注目したほうが良いでしょう。
生まれつきの髪質から見るハゲやすい人の特徴とは?
では、なぜ細くて柔らかい髪質の人はハゲやすいと言われるようになったのでしょうか? 生まれつきの髪質から見るハゲやすい人の特徴を見ていきましょう。
細くて柔らかい髪質はハゲやすいと言われている理由
なぜ細くて柔らかい髪質の人は、ハゲやすいと言われているのでしょうか? その理由があるとすれば、薄毛の初期段階に気づきにくいからだと考えられます。
生まれつきの髪質が剛毛の人は、明らかに細くて柔らかい髪質に変化すれば気づきますよね。でも、生まれつき細く柔らかい髪質の人は、ハゲる前兆に気づきにくいのです。
ハゲる前兆に気づきにくいことが、なぜハゲやすさに関係しているかというと、早めの薄毛対策ができないからです。つまり、出遅れてしまうのです。
生まれつき細くて柔らかい髪質は、薄毛が進行してから髪の量が減ったことに気づくパターンが多いということです。これが「細くて柔らかい髪質の人はハゲやすい」と言われる理由ではないかと推測されます。
もう1つ理由があるとすれば、細い髪の人は毛根も小さい可能性があります。すると栄養分が髪に届きにくいので、加齢とともにハゲやすくなるかもしれません。でもこれは医学的根拠があるわけではないので、基本的に「髪質」と「ハゲやすさ」は関係ありません。
ハゲやすい人の特徴は、髪質ではなく生活習慣
ハゲやすい人の特徴は、髪質ではなく生活習慣が大きく関係しています。男性の薄毛でいちばん多いのは「AGA(男性型脱毛症)」ですが、その原因は「男性ホルモン」です。
でもそれとは別に薄毛になる原因があります。それが生活習慣なのです。では、どのような生活習慣が薄毛の原因になるのでしょうか? 以下のような習慣に心当たりがないかチェックしてみてください。
◆シャンプーの種類・シャンプーの仕方
ハゲやすい人の特徴は、シャンプーの種類やシャンプーの仕方が悪い可能性があります。薄毛を予防したいから、頭皮環境に気をつかっている男性は多いと思います。
頭皮の皮脂が多くなるとハゲやすくなるので、皮脂を一生懸命に洗い流している人が多いのです。そんな人が使っているのは、洗い上がりがサッパリとする「高級アルコール系シャンプー」であることが多いでしょう。
市販のシャンプーはほとんどがこのシャンプーなので、それ以外のものを見つけるほうがむずかしいかもしれませんが、最近はだいぶ頭皮にやさしい「アミノ酸系シャンプー」も増えてきました。
頭皮の皮脂を洗い流して頭皮環境を良くし、薄毛を防ぐには洗浄力がマイルドでないといけないのです。皮脂を取りすぎると頭皮が乾燥して、その乾燥を補うために皮脂を余計に分泌してしまうからです。
またシャンプーの仕方も大切で、頭皮を傷つけないようにやさしく洗うことがポイントです。爪を立てずに指の腹でマッサージするように洗いましょう。
◆脂質・添加物の多い食べ物をよく食べる
ハゲやすい人の特徴は、食生活を見れば何となくわかります。男性は揚げ物をガッツリ食べたい人が多いですよね。
最近の若い男性はそうでもないかもしれませんが、昭和生まれの男性は「唐揚げ」とか「とんかつ」とか好きな人が多いですよね。まさに「ザ・男飯」です。
またお金がない給料日前などには、カップラーメンやコンビニ弁当などで済ませていませんか? これらには食品添加物がたくさん含まれています。
このような脂質の多い食べ物や食品添加物が多い食べ物をよく食べる人は、ハゲやすい人の特徴と言えます。頭皮の皮脂が多くなり、頭皮環境が悪化してハゲやすくなる食生活の特徴なのです。
◆栄養バランスが偏っている
ハゲやすくなる食べ物は体にも良くないので、なるべく控えている人も多いかもしれません。でも、栄養バランスは整っていますか?
薄毛を予防するには、栄養バランスの良い食事をすることも大切なのです。薄毛を防ぐには、栄養が足りていないと毛根に栄養を届けることができないのです。
栄養バランスの良い食事をすることは健康にも良いですし、ダイエットにもなるので、薄毛を防ぐためにも食生活を見直してみてくださいね。
◆寝不足と睡眠の質
ハゲやすい人の特徴は、睡眠の質が悪い人です。寝不足の人も、もちろん薄毛になりやすい生活習慣をしていると言えます。
髪の毛の成長は、おもに眠っているときに行われます。これは睡眠中に分泌される「成長ホルモン」が関係しているからです。
成長ホルモンの分泌が活発になれば、髪の成長を促したり、頭皮環境が良好になったりします。
でも寝不足や睡眠の質が悪いと成長ホルモンが充分に分泌されず、髪に元気がなくなり、ひいては薄毛になってしまうことが多いのです。
◆ストレスや運動不足
ハゲやすい人の特徴は、ストレスがたまっていたり、運動不足になっている人が多いです。ストレスがたまると血行が悪くなり、頭皮環境が悪化することが多いです。
また運動不足は新陳代謝が悪くなり、やはり頭皮環境が悪化することが考えられます。
ストレスや運動不足は健康の大敵ですが、薄毛にも大敵なのです。薄毛が気になる年代は、健康も気になり始める時期だと思いますので、まずは体が健康になることをしていきましょう。
それが結果的に、薄毛予防にもなります。
ハゲやすい職業ってあるの?
ハゲやすい髪質や生活習慣についてご紹介しましたが、実はハゲやすい職業もあるそうです。それはどんな職業なのでしょうか? あなたの職業は入っていますか?
ストレスが多い「接客業」はハゲやすい
ハゲやすい職業は、接客業の人です。接客業はいろいろなお客さまと接するので、クレームが入ったり、忙しくてバタバタしたり、何かとストレスが多いですよね。
ストレスが多いと頭皮の血行が悪くなったり、皮脂が増えたりするのでハゲやすくなると考えられます。
また飲食業なら勤務時間が長かったり、不規則だったりする人も多いと思いますので、生活リズムが乱れがちになりハゲやすくなることでしょう。
不規則な生活になる「夜勤の仕事」はハゲやすい
ハゲやすい職業は、夜勤の仕事の人です。一般的に夜は寝ている時間ですが、生活が昼夜逆転してしまうので生活リズムが乱れがちになりますよね。
髪の成長を促す「成長ホルモン」は、22~2時に分泌が活発になると言われているので、その時間に眠っていることで薄毛を防ぐことができます。
でも夜勤の仕事の人は、もちろんその時間に寝ることはできないので、ハゲやすくなると考えられます。
眼精疲労になりやすい「デスクワーク」はハゲやすい
ハゲやすい職業は、デスクワークの人です。おもにパソコンを使うデスクワークの人は、眼精疲労になりやすく、頭皮の血行が悪くなりがちです。
頭皮の血行が悪くなると頭皮環境が悪化して、ハゲやすくなると考えられます。
また長時間パソコンの前で座っているので、肩こりや首こりにもなりやすく、やはり頭皮の血行が悪くなりやすいと言えるでしょう。
さらにはずっと座っているので全身の血行まで悪くなり、運動不足が重なるとハゲやすくなると考えられます。
紫外線ダメージが多い「外回りの営業職」はハゲやすい
ハゲやすい職業は、外回りの営業職の人です。外にいる時間が長い人は、紫外線ダメージを頭皮に受けやすいので、頭皮環境が悪化してハゲやすくなると考えられます。
外で仕事する人といえば、工事現場などの外で作業をする仕事の人も同じことが考えられます。それに加えてタバコやお酒が多い人は、頭皮環境が悪化しやすく、ハゲやすいと言えます。
ハゲやすい職業というのは、つまりハゲやすい生活習慣になる仕事の人と言えますね。あなたの仕事は当てはまりましたか?
生まれつきハゲやすい髪質はない!
ハゲやすい髪質や職業をご紹介しました。ハゲやすい特徴に当てはまった人は、生活習慣を改善するなどして対策をとっていきましょう。

生まれつきハゲやすい髪質というのはありません。
髪質の変化に注目しておけば早めの対策ができ、薄毛を予防することもできるかもしれません。