なぜシミができやすい人とできにくい人がいるの? その違いとは?
シミができやすい人とできにくい人がいますが、その差はいったい何なのか気になりますよね。
毎日ちゃんと日焼け止めを塗って、紫外線を浴びる量だって同じくらいなのに、なぜシミができやすい人とできにくい人がいるのでしょうか?
シミができやすい人は、肌質や生活習慣、スキンケアのやり方などに特徴があります。そこで今回は、シミができやすい人の特徴とシミができにくい人になる方法をご紹介します。
シミのない透明感のある肌をめざし、日々のスキンケアや生活習慣などを見直してみましょう。そうすればシミができやすい人とできにくい人の違いがわかりますよ。
シミができやすい人の特徴とは?
では早速、シミができやすい人の特徴を見ていきましょう。シミができやすいと感じる人は、当てはまることがないかチェックしてみてください。
色白の人はシミができやすい
肌が色白の人は清楚で女性らしいイメージがあり、同じ女性としてうらやましいですが、実はシミができやすい人に当てはまります。
色白の人は紫外線を浴びるとメラニンができやすく、それがシミとなって表れやすい特徴があります。
逆に色黒の人はもともとメラニンの量が多いので、紫外線を浴びてもメラニンが多く作られないためシミになりにくいのです。
白人の外人にシミやそばかすが多いのは、そのためなのです。肌が白いことがデメリットの1つだったなんて意外ですね。
スキンケアをやり過ぎる人はシミができやすい
お肌のためにあれこれスキンケアをしている人は美意識が高く、自分のお肌のことをしっかりと考えている人ですよね。
でもスキンケアをやり過ぎる人はシミができやすい人の特徴になります。たとえば……
- 洗顔のしすぎ
- フェイシャルマッサージのしすぎ
- スキンケアでこすりすぎ
などをしていませんか? どれも肌をこする行為なので肌に負担がかかりやすく、その刺激でメラニンが生成されてしまうのです。
メラニンはもともと肌を守る役割があるので、肌に刺激を与えれば与えるほどメラニンが増えてシミになる恐れがあります。
洗顔でこすり過ぎたり、自分でフェイシャルマッサージをしたり、スキンケアのときに肌をこすり過ぎる人はシミができやすいので気をつけましょう。
シミができやすい生活をしている
シミができやすい人の特徴は、シミができやすい生活習慣をしているのかもしれません。たとえば次にような生活をしているなら、シミができやすい可能性があります。
- タバコを吸う
- 室内にいても紫外線を浴びる場所にいる
- 外出することが多い
外出が多く紫外線に当たる時間が長い人は、当然のことながらシミができやすくなってしまいます。また室内にいても日光を浴びる場所にいるなら、紫外線の影響を受けています。
さらにタバコを吸う人はビタミンCが大量に失われてしまうので、メラニンが生成しやすくなりシミが増える原因になります。
シミができやすい人は、体質よりも生活習慣のほうが大きく関係している可能性があります。
女性ホルモンがシミをできやすくする
シミの原因は紫外線や加齢による影響が大きいですが、女性ホルモンがシミをできやすくしているという考えもあります。つまり男性よりも女性のほうがシミができやすいのです。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」がありますが、この2つがバランスを保っていることが大切です。
しかし加齢や生理周期、妊娠などによってプロゲステロンのほうが多くなると、エストロゲンが足りないことでシミができやすくなります。
エストロゲンは美肌をつくる効果がありますが、このエストロゲンの分泌が減るとメラニンをつくりやすくなると言われています。そのためシミができやすくなってしまうのです。
また肝斑(かんぱん)というシミは、女性ホルモンのバランスが原因でできることが多いですが、紫外線を浴びることで濃くなりやすいので、紫外線対策をしっかりすることも大切です。
シミができやすい人とできにくい人の違いとは?
シミができやすい人の特徴をご紹介しましたが、シミができやすい人とできにくい人の違いは何なのでしょうか? この差がわかればシミを防ぎやすくなりますよね。
遺伝的にシミができやすい体質がある
シミができやすいのは色白の人とお話しましたが、遺伝的にシミができやすい体質というものがあります。これは遺伝子による影響が大きくあらわれるそうです。
シミができやすい肌質は、縄文人の遺伝子を受け継いだ人に多い特徴なんだとか。大手化粧品会社がこの研究を進めているので、どうやら信ぴょう性もありそうです。
では、どんな人が縄文人の遺伝子を受け継いでいる可能性があるのでしょうか? 統計的に「北海道」「東北」「九州」の人に多いと考えられています。顔の特徴としては、彫りが深く髪がくせ毛の人に多いそうです。
大昔の祖先から遺伝子を受け継いでいる私たちは、おもに3種類の遺伝子に分けられると言います。縄文人・弥生人・この2つがミックスしている遺伝子の3種類です。
もうお分かりかと思いますが、弥生人の遺伝子を受け継いでいる人はシミができにくいと考えられているそうです。顔の特徴としては目が一重で彫りが浅い人です。
紫外線対策をしているかどうか
シミができやすい人とできにくい人の違いは、紫外線対策をしっかりしているかどうかにかかっています。ちょっとそこまで出かけるときでも、しっかりと紫外線対策ができている人はシミができにくいです。
これは少しの差に感じるかもしれませんが、1日5分でも紫外線を毎日浴びつづけると、シミは確実につくられていきます。
このちょっとの差が、シミができやすい人とできにくい人の違いなのです。
スキンケアに気をつかっているいるか
シミができやすい人の特徴で、スキンケアをやり過ぎる人はシミができやすいとご紹介しましたが、スキンケアをやらなくて良いわけではありません。
スキンケアに気をつかうことはもちろん大切です。むしろ手を抜いたら、その分シミのリスクが高まります。
この微妙なバランスが大事。やり過ぎてもダメ、やらな過ぎてもダメ。適度に肌を気遣うことが大切です。
自分のお肌のことを考えて大切に扱っていれば、肌に過剰な負担をかけることなく、やさしく触れることでシミができにくくなります。シミはお肌に負担をかけることでできやすくなるので、スキンケアのやり方が大きな分かれ目となります。
生活習慣やホルモンバランスが乱れていないかどうか
シミができやすい人とできにくい人の違いは、生活習慣やホルモンバランスが乱れていないかどうかが重要なポイントです。
シミができにくい人はターンオーバーが活発で、紫外線を浴びてメラニンが生成されても、ターンオーバーによって排出できる人です。
ターンオーバーを整えるには、生活習慣やホルモンバランスが整っていることが大事。食事の栄養バランスがとれていたり、睡眠をしっかりとれている人はシミができにくいのです。
シミができにくい人になる方法
では、シミができにくい人にこれからなることはできるのでしょうか? 結論としては「YES」です。では、シミができにくい人になる方法を見ていきましょう。
ターンオーバーを正常にする
今お話したように、ターンオーバーを正常にすることはシミができにくくなる重要なポイントです。
ターンオーバーが乱れると肌の表面に古い角質がたまり、スキンケア化粧品が浸透しにくくなります。つまり保湿ケアを充分にできなくなり、肌が乾燥しやすくなります。
肌状態を良くするためには、肌の水分量が充分に足りていることが最重要ポイント。とくに年齢肌を美肌に変えるには、保湿が何よりも重要なのです。
だから洗顔やクレンジングを正しいやり方でおこない、肌をまっさらな状態にしたところでたっぷりと保湿してあげましょう。そうすればシミができにくくなります。
質の良い睡眠をしっかり確保する
シミができにくい人になる方法は、質の良い睡眠をしっかりとること。睡眠中に美肌がつくられるというのは、美に敏感な人なら誰でも知っていることです。
仕事や家事などで睡眠時間が不足している人が多いと言われる日本人女性ですが、意識的に睡眠時間を確保する努力がシミをできにくくします。
キレイなモデルや女優さんたちも忙しい生活を送っていますが、どんなに忙しくても睡眠時間だけは確保しているという話を聞いたことがあります。
それくらい美には睡眠が大事なので、美のための努力はしっかり寝ること。寝るためにはどうすれば良いかを考えて、1日の計画を立てると良いかもしれません。
抗酸化作用の高い食べ物を食べる
シミができにくくなる方法は、食べ物も意識して選ぶことが大切です。とくに抗酸化作用の高い食べ物には、活性酸素を除去してシミをできにくくする効果があります。いわゆるアンチエイジング効果が高い食べ物なのです。
抗酸化作用の高い食べ物を積極的に選ぶことで、いつまでも白く美しい肌をキープできるようになるでしょう。
抗酸化作用の高い食べ物は、皆さんご存知の「ポリフェノール」です。その他にも「ビタミンE」や「ビタミンC」なども抗酸化作用の高い食べ物の代表格です。
シミができにくくなるサプリを飲んでみる
毎日忙しくて落ち着いて食事を摂る暇もないような人は、栄養バランスを考えた食事をするのはなかなか大変ですよね。そんなときはサプリに頼ってみるのも良いかもしれません。
もちろん基本的には食べ物で摂ったほうが良いのですが、足りない栄養をおぎなう目的であればサプリを上手に利用しましょう。
とくにシミができにくくなるサプリとしてオススメなのは、以下の栄養です。
- ビタミンC
- ビタミンE
- L-システイン
ビタミンCはコラーゲンの生成をうながす効果があり、保湿効果が高まります。免疫力も高まるので、肌が丈夫で健康になる効果も期待できるでしょう。
ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれ、アンチエイジング効果が高いことで知られています。血行を促進してターンオーバーを活発にする効果があるので、シミの元を排出することができます。
L-システインはシミの元となるメラニンの生成そのものを抑えるはたらきがあり、美白・美肌効果が高いのが特徴です。ターンオーバーを活発にする効果もあるので、つくり出されたメラニンを排出する効果もあります。
これらのサプリを食事とあわせて摂ることで、シミができにくくなります。
シミができやすくなる食べ物もあるので注意
シミができにくくなる食べ物やサプリをご紹介しましたが、シミができやすくなる食べ物もあるので注意が必要です。
それは朝に柑橘系のフルーツを食べること。
グレープフルーツやレモンなどには「ソラレン」という成分が含まれていて、食べた後に紫外線を浴びるとシミができやすくなる性質があります。これを「光毒性」と呼びます。
柑橘系のフルーツにはビタミンCが豊富に含まれているので、美白効果が高く積極的に食べている人も多いかもしれませんが、朝に食べるのはやめましょう。
シミができにくくなる方法を知って、シミのない白い肌を目指そう!
シミができやすい人とできにくい人の違いや特徴などをご紹介しました。肌質や遺伝子の問題は変えられませんが、生活習慣が大きく関わっていることがわかりましたね。
毎日できることから始めて、シミのない白い肌を目指しましょう。
シミができやすい人の特徴は、生活習慣やスキンケアで変えられます。
シミができにくくなる食べ物や生活習慣、スキンケアに気をつけて美白を目指しましょう。