カレーって、どんな健康効果があるの?
日本の一般的なカレーと言えば、市販のカレールーで作る家庭のカレーですよね。
でも健康効果が高いのは、本場インドカレーのようにスパイスをふんだんに使っているカレーです。
「えっ?日本のカレーにはスパイスが入ってないの?」
と思うでしょうが、実はほとんど入っていないと言われています。
カレーの定番スパイスである「ターメリック」でさえ、最近は黄色い香料が使われているようです。
今回お話するのは、本場インドカレーのようなスパイスをふんだんに使ったカレーについてです。
目次
カレーのスパイスには何が入ってる?
カレーには、どんなスパイスが入ってるの?
日本ではカレー粉として売られていることが多いですが、本場インドのカレーは全く別物です。
最近はスーパーでも、さまざまなハーブやスパイスが売られていますので、ぜひ手作りカレーにも挑戦してみたいですよね。
カレースパイスミックスはガラムマサラが定番
ガラムマサラとは、カレーに良く使われるいくつかのスパイスをミックスしたものです。
どのスパイスかは決まっていないそうです。
でも主に使われるのは、「カルダモン」「コリアンダー」「クミン」「シナモン」「クローブ」「カイエンペッパー」などです。
スパイスからカレーを作るときには、ガラムマサラがあると便利です。
あとカレーに代表されるスパイスは、「ターメリック」です。
いわゆる「ウコン」ですね。
自分で調合するおすすめカレースパイス
自分でカレーをスパイスから調合する場合には、何をどれくらいの比率で入れるかわかりませんよね。
カレーの本場インドでは、家庭によってカレーの味が違うそうです。
また地方によっても全く異なったカレーの文化があるそうですよ。
日本で言う「おふくろの味」と同じですね。
カレーは本当に奥が深いです。
カレーにはスパイス以外にハーブも入っている?
カレーは、スパイスとハーブが奏でるハーモニーです。
先ほどの「ターメリック」もハーブですよね。
インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」でも使われています。
カレー=スパイスというイメージが強いですが、ハーブも入っているのです。
そう考えると、カレーの健康効果が高いのも納得という感じですね。
カレーのスパイスは健康効果がスゴイ!
カレーのスパイスは、健康効果が高いことで知られています。
それはまさに「食べる漢方」です。
まずは、それぞれのスパイスの効果をご紹介します。
1.ターメリック…カレーを黄色にするスパイスで、肝機能を正常にします。
2.クミン…カレーの香りスパイスで、消化を助け、滋養強壮に効果があります。
3.コリアンダー…パクチーのスパイスで、デトックス効果があります。
4.カルダモン…脳を活性化して、集中力を高める効果があります。
5.カイエンペッパー…唐辛子のこと。解毒作用とダイエット効果があります。
6.クローブ…鎮痛作用や病気予防などに効果があるスーパーフードです。
7.シナモン…漢方に使われる。風邪や美肌などさまざまな効果があります。
認知症予防
インド人にはアルツハイマー型認知症患者が、アメリカ人の1/4程度しかいないそうです。
それってスゴイ数字ですよね。
インド人は、ほぼ毎日カレーを食べています。
カレーじゃなくても、スパイスを使ったカレー風味の料理も多いですよね。
そのためカレーのスパイスには、認知症を予防する効果があると考えられているのです。
ターメリックの成分である「クルクミン」は抗酸化作用が高く、認知症の原因となるタンパク質が蓄積されるのを防ぎます。
美肌効果
カレーのスパイスであるターメリックには殺菌作用があり、ニキビ予防や紫外線対策の効果も期待できます。
また肝機能を高めることで、解毒作用があります。
体内の毒素を排出するデトックス効果により、美肌効果が得られるというわけですね。
肝機能を高める効果
肝臓は体内の毒素を排出し、免疫力を高めるはたらきをします。
カレーのスパイスであるターメリックには、この肝機能を高める効果が期待できるんですね。
お酒を飲む前や飲んだ後、また翌日などにターメリックを摂ると、二日酔いにも効果的なのは良く知られています。
IQが高くなる
なんとカレーを食べると頭が良くなると言われています。
というのも、朝にカレーを食べることで、脳が活性化されるそうです。
認知症予防に良いことからもわかりますよね。
また実際にIQも高くなると言われているそうです。
インド人の能力が高いのも、まさにカレーのおかげということなのでしょう。
実際に知能検査をして、明らかになったとのことです。
これもやはり「クルクミン」の効果によるものだそうです。
ストレス解消・うつ病予防
カレーのスパイスの効果は、記憶力を高めたり、集中力も高めるはたらきがあると言われています。
でもなぜか「悪い記憶」は消してくれるはたらきがあるようです。
そのためカレーのスパイスは、ストレス解消やうつ病の予防にも効果があると考えられています。
カレーの効果、おそるべしです。
加齢臭予防
カレーのスパイスには、加齢臭を予防する効果があると言われています。
カレーのスパイスには発汗作用があり、毛穴に詰まった老廃物や毒素を排出してくれるんですね。
また血行促進効果も期待できますので、病気予防や加齢臭にも効果があるんだとか。
加齢臭の原因は代謝の低下だと考えられているため、カレーのスパイスによる代謝アップで加齢臭も予防できるんですね。
ただし、インド人からカレーのニオイがするように、毎日カレーに染まった生活をしていると、「加齢臭」ではなく「カレー臭」はするかもしれません。
ダイエット効果
カレーに入っているさまざまなスパイスには、血行を促進する効果や代謝をアップさせる効果があります。
とくにカイエンペッパー(唐辛子)は、カプサイシンの効果で発汗作用があります。
脂肪の燃焼を促進し、脂肪の蓄積を抑えるはたらきがあるんですね。
ただし、インドは肥満大国と呼ばれていて、糖尿病患者が世界的に見ても多いんです。
「えっ?カレーって健康に良いんじゃないの?」と思いますよね。
その理由は、「炭水化物」と「動物性タンパク質」のせいです。
カレーと動物性タンパク質を同時に摂ると太りやすく、しかもインド人は炭水化物も多く摂っているんです。
またインド人は、「太っていることが裕福な証し」だという意識があるため太っていることをアピールするようですよ。
美味しい本格カレーのレシピ
ここまでカレーの健康効果を知ったら、美味しい本格カレーが家で作りたい!と思った方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたのために、本格レシピと簡単レシピ、そしてタイカレーレシピもついでにご紹介しちゃいます。
シェフが作る本格インド家庭料理「キーマカレー」のレシピ
インドの家庭料理の定番は、やっぱりインドカレーです。
その中でもキーマカレーは、日本人にも人気ですよね。
鶏ひき肉を使ったカレーで、比較的かんたんにできるインドカレーです。
インド人のシェフ直伝のレシピを見つけましたので、ご紹介しておきます。
インドカレーを簡単に作りたいという人にオススメ
インドカレーを作りたいけど、スパイスをたくさん買うのは大変!という人には、ガラムマサラを使って比較的簡単に本格インドカレーが作れるレシピをご紹介します。
この方はヨーグルトを使っていますが、インドカレーにヨーグルトを入れると辛みがマイルドになるんですよね。
簡単で、あまりお金をかけずに本格インドカレーが作れそうです。
タイ風グリーンカレー
インドカレーとはまた別のカレー。
それは「タイカレー」です。
口に入れた瞬間は甘くて、後から辛みが追いかけてくる感じのカレーです。
甘みにはココナッツミルクを使っていますので、美容と健康にも良さそうです。
でもインドカレーのようなスパイスはあまり使っていません。
ワタシはタイカレーも好きで、一応レシピを見つけたのでご紹介しておきます。
カレーのスパイスは脳と体と心を健康にする
カレーのスパイスについて詳しくご紹介しました。
カレーのスパイスには、さまざまな健康効果があることがわかりましたね。
健康以外にも、美容やダイエットにも効果が期待できますし、認知症やうつ病の予防にも効果が期待できます。
ただし食べ方を間違えると太りやすくなるので、食べ方を間違わなければ健康を手に入れられるでしょう。
カレーのスパイスは脳も活性化して、頭を良くするはたらきもあります。
朝からカレーを食べれば、一日元気に過ごせそうですね。