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ドライヤーの正しい使い方|ドライヤーの熱から髪と頭皮を守る

ドライヤーで髪を乾かすのって、髪が傷みそうでイヤですよね。
でも正しいドライヤーの使い方をすれば、ダメージを最小限に食い止めることは可能です。

ドライヤーは髪の毛だけでなく、頭皮にもダメージを与える可能性があります。
頭皮にダメージを与えると、薄毛の原因にもなります。

あなたの髪と頭皮を守るために、正しいドライヤーの使い方をご紹介しましょう。

ちょっと待って!間違ったドライヤーの使い方

正しいドライヤーの使い方をご紹介する前に、まずは間違ったドライヤーの使い方をご紹介します。

冷風だけで乾かしている

ドライヤーの熱風だと髪が傷むから、冷風だけで髪を乾かしている人がいるかもしれません。
でも実は、良くないんです。

たしかに冷風なら、熱風による頭皮の乾燥は防げます。
ただし冷風だと髪がなかなか乾きません。

すると髪が濡れている時間が長くなるため、頭皮に雑菌が繁殖しやすい状態になります。

髪の毛を最後まで乾かさない

髪の毛を完全に乾かすと、髪の毛も頭皮も乾燥しすぎると思っているかもしれません。
たしかにドライヤーの熱を当てすぎると、頭皮は乾燥しやすくなります。

でも中途半端に濡れたままにしておくと、やはり頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。
また髪の毛は、塗れているとダメージを受けやすい状態です。

そのため髪の毛と枕がこすれると、髪の毛が傷みやすくなってしまうんです。

そもそもドライヤーを使わない

ドライヤーで髪が傷むから、そもそもドライヤーを使っていないという人がいるかもしれません。
いわゆる「自然乾燥」ですね。

これは再三言っているように、髪が濡れたままの状態だと頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。
自然乾燥だけは、とくにおすすめできません。

髪と頭皮を守る正しいドライヤーの使い方

では、髪と頭皮を守る正しいドライヤーの使い方をご紹介しましょう。

タオルドライは念入りに

ドライヤーの熱を当てている時間は、なるべく短いほうが良いです。
そのためタオルドライの段階で、しっかりと水分をふき取っておく必要があります。

お風呂からあがったら、乾いたタオルで頭皮を拭くようなイメージでタオルドライをしましょう。
そしてある程度ふき取ったら、一旦ヘアブラシ髪をとかします。

するとまた水分が垂れてきますので、もう一度しっかりとふき取りましょう。

根元と後頭部から先に乾かす

ドライヤーの正しい使い方は、まず最初に根元から乾かすことです。
髪の毛先から乾かしても、髪の根元が濡れているかぎり乾きません。

そのためまずは根元から乾かしましょう。
根元をいち早く乾かすことで、頭皮の嫌なニオイを防ぐこともできます。

また後頭部は頭皮の面積が広いので、頭頂部の根元だけではなく、後頭部も速く乾かしたほうが良いでしょう。
髪をめくり上げるような感じで、髪の内側から乾かしていきましょう。

ドライヤーを20センチ離す

ドライヤーを当てる時は、髪の毛から20センチくらい離しておくと良いでしょう。
ドライヤーの熱で髪の毛と頭皮は乾燥しやすくなります。

なるべくドライヤーのダメージから髪と頭皮を守るには、ドライヤーの熱を当てすぎないことです。
またドライヤーを軽く揺すりながら風を当てると、より速く髪が乾きやすくなります。

完全に乾かす

髪の毛が生乾きの状態だと、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため髪の毛は、完全に乾かすようにしましょう。

ドライヤーの熱を当てる時間は短いほうが良いですが、中途半端に濡れたままなのは、もっと悪いです。
より速く乾かすことが重要です。

最後に冷風を当てる

髪の毛は、濡れている時にはキューティクルが開いた状態です。
でも最後に冷風を当てることで、キューティクルが閉じるんです。

キューティクルが開いた状態では、髪の毛の水分がどんどん蒸発しています。
最後に冷風を当てることで、髪の毛のツヤが出やすく、髪から水分が抜けるのを防ぐことができます。

また、髪の毛がある程度乾いたときに、一旦冷風を当てることでキューティクルが早めに閉じてくれます。
それに冷風と熱風を交互に当てることで、より速く髪が乾くと言われています。

髪の毛を乾かす際に気をつけること

ドライヤーの使い方以外に、髪の毛を乾かす際に気をつけるべきことをご紹介します。

タオルドライでは、髪の毛や頭皮をこすらない

タオルドライをするときは、髪の毛や頭皮をこすらないように気をつけましょう。
髪の毛をこするようにゴシゴシやると、キューティクルがはがれて、髪が傷みやすくなります。

また頭皮を拭くような感じと言っても、頭皮をゴシゴシこすると頭皮環境が悪くなります。
頭皮は肌と同じですから、優しく拭くようにしましょうね。

乾かす前or乾かした後にヘアケアで保湿

ドライヤーの熱による髪へのダメージをおさえたいなら、髪を乾かす前か、乾かした後にオイルなどをつけると良いでしょう。
おすすめなのは、ココナッツオイルや馬油、椿オイルやホホバオイルです。

また頭皮を乾燥から守るためには、シャンプー前にココナッツオイルやホホバオイルでパックしてからシャンプーをしましょう。
洗髪による乾燥を防ぐことができます。

頭皮になるべく直撃させないようにする

ドライヤーの熱によるダメージから頭皮を守るためには、なるべく頭皮に熱風を当てないことです。
といっても、頭皮に近い髪の根元をしっかりと乾かさないといけないので、まったく当てないのはむずかしいです。

同じ場所に熱風を当てすぎないことと、至近距離からドライヤーを当てないように気をつけましょう。

いつまでも、きれいな髪と健康な頭皮のままで

間違ったドライヤーの使い方と、正しいドライヤーの使い方をご紹介しました。
いつまでもキレイな髪と健康な頭皮をキープするためにも、ぜひ実践してみてくださいね。

頭皮をドライヤーの熱から守ることは、薄毛対策や抜け毛予防にもつながります。
これから先の髪と頭皮を守るために、今から気をつけておきましょうね。