貧困家庭の子供の現状を知っているか?将来への影響と貧困対策を考える


貧困という言葉を聞いて、日本のことだと思いますか?
はい、これは日本の貧困の話です。
いま日本では貧困家庭がどんどん増えているのです。
そんな家庭で育つ子供たちのことを考えてみます。

日本の貧困家庭の子供の定義と貧困生活の現状とは?

日本の貧困家庭の定義とは何でしょうか。
貧困家庭が増える原因も含めて見ていきましょう。

日本の6人に1人が貧困

初めに結論を言うと、貧困の明確な定義はないとされています。
ただし、世帯年収を世帯人数で割った場合に、一人当たりの所得が122万円以下なら貧困という定義が当てはまると言われています。

つまり親子3人家族の場合には、世帯年収が366万円を超えていないと、貧困家庭であると定義されることになります。
いま日本では、この貧困家庭もしくは子供の貧困が問題視されています。

義務教育なのに制服が高すぎる

そもそもなぜ日本で貧困が問題になっているのでしょうか。
それは本来、お金がかからないはずの義務教育でお金がかかり過ぎることが問題です。

小学校まではまだ良いとしても、中学へ進学すると制服を購入しなければいけません。
この制服の購入には3~7万円かかるそうで、貧困家庭で捻出するのがむずかしいのが現状です。

そして制服を購入できない貧困家庭の子供たちは、集団生活からはみ出されることとなります。
もちろんそれが原因でいじめなども起きることでしょう。

もはやこれは親の問題ではなく、日本という国の問題と呼べるのではないでしょうか。

児童扶養手当で足りるはずがない

低所得のひとり親家庭には、児童扶養手当という給付金が支払われます。
しかしこれは市町村によって微妙に制度が違いますので、お住まいの役所でご確認ください。

ひとり親、主にシングルマザーを対象としています。
この児童扶養手当の支給が、4ヶ月に1度なのです。

お役所さんは「計画的に使えば問題ない」と言いますが、そもそも計画的に使えるだけの金額ではありません。
それだけで生活できるわけでもない金額の給付金を計画的に使えと言われても困りますよね。

貧困家庭の子供への影響とは?

貧困家庭で育つ子供への影響は恐ろしささえ感じます。
これからの日本を担う子供たちの現状をご紹介します。

まさにその日暮らし?食費が確保できない

貧困家庭の切実な問題としては、明日の食費がないということです。
成長期や思春期の子供たちにとって、栄養は健康な体を作る上で非常に大切です。

しかし親が働いても働いても低賃金で長時間労働となれば、親子のコミュニケーションが取れる時間が少ないだけでなく、生命を維持するための食事すらまともに食べられないということなります。

これは異常な状態ではないでしょうか。
このことから考えても、貧困家庭の子供への影響は計り知れないと言えるでしょう。

給食費の滞納に加えまともに食事がとれない

貧困家庭の子供たちは、最低限のお金さえも払えないという現状になっています。
みんなと一緒に食べる給食費を支払う余裕がないとなれば、否応なしに集団生活からはじき出されます。

繊細な心は傷つけられ、人格形成にも多大な影響をもたらすことになるでしょう。
実際には給食費を滞納していても、給食を食べることはできます。
しかし何らかの状況から、誰が給食費を滞納しているのかバレることはあるでしょう。

学校だけでなく、家でも満足に食事が取れない家庭も多いはずです。
現代社会では考えられないような栄養失調になる子供も増えてくるのではないでしょうか。

いじめの領域を越えているスクールカースト

昔のいじめとは質が変わってきているように思います。
貧困が理由でいじめられる場合、それは子供のせいではありません。

自分ではどうすることもできないことで迫害を受けるのは、人格形成において大きな傷を残すことになるはずです。
場合によっては、大好きなはずの両親を恨むこともあるかもしれません。

学用品を買うこともできず、他の子は新品なのに古ぼけた物を使っていると、どうしても目についてしまいます。
集団生活を余儀なくされる日本社会では、自分と違うことに対して、強い反感を持つことが多いからです。

生活保護家庭の子供は大学にいけない

両親が離婚したり、死別してしまった親を持つ子供は、かなりの確率で貧困になるでしょう。
そしてもし親が生活保護を受けている場合、満足な教育を受ける権利を与えられないのです。
なぜなら大学へ進学することが許されないからです。

生活保護受給者にはさまざまな規定があり、その規定を超えてしまうと生活保護費を削られたり、受給を打ち切られることもあるでしょう。

その1つが大学への進学ができないということです。

子供の将来を考えた貧困対策とは?

子供が貧困から抜け出すためには、充分な教育を受けて大学へ進学し、高収入が見込める職業に就くしかありません。
それなのに親が生活保護受給者の場合には、大学へ進学できません。

もし生計を別にして大学へ進学すれば、生活保護費をカットされます。
それでは本末転倒になってしまうので、ほとんどの子供たちは大学への進学をあきらめます。

これで日本の未来は本当により良くなるのでしょうか。
疑問しか残りません。

未来を担う子供たちの可能性をもぎ取っているのは、他でもない日本のシステムそのものなのです。
このままでは日本はいつか崩壊します。
その危機感を持っていない人も多いように感じます。

これはどこかの貧しい国の話ではありません。
私たちが今住んでいる日本の話です。現実なのです。

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