熱中症に効果的な飲み物!予防法と対処法で飲み物が変わる

熱中症に効果的な飲み物は、何だと思いますか?
「冷たいスポーツドリンク」と答える人が多いかもしれません。
もしくは、常温のスポーツドリンクや水と答えるかもしれませんね。

それはまちがいではありませんが、じつは微妙にちがうんです。
熱中症対策では、予防法と対処法で、効果的な飲み物がちがうんです。

その辺りをくわしくご説明していきましょう。
正しく水分補給をして、熱中症を予防しましょうね。

熱中症の原因になる飲み物を再確認しよう

熱中症になる原因は、水分不足で脱水症状をおこすことですよね。
でも何でもかんでも飲めば良いというわけではありません。むしろ熱中症の原因になってしまう飲み物もあります。
では、熱中症予防に適していない飲み物を再確認してみましょう。

もはや説明不要!「アルコール類」

アルコール類は、熱中症の予防にはなりません。むしろ熱中症を引き起こす危険性すらあります。
アルコールを飲むと体温が上昇して、体に熱がこもりやすくなります。
しかもアルコールには利尿作用があり、脱水症状を起こしやすくなるんですね。

暑い屋外で、キンキンに冷えたビールを飲むのは格別ですが、熱中症予防には適していません。

キンキンに冷えた飲み物

キンキンに冷えたビールなどは、熱中症の原因にもなりかねないとお伝えしました。
でも、アルコール類でなくてもキンキンに冷えた飲み物は良くないんです。

その理由は、内臓を冷やして胃腸に負担をかけてしまうからなんですね。
とくに体調不良の人や高齢者には、おすすめできません。このような人には、20℃くらいのぬるい飲み物のほうが良いでしょう。

お茶やコーヒーなどの「カフェイン飲料」

アルコール類が熱中症に良くない理由は、利尿作用があるからだとお伝えしました。
アルコールでなくても、お茶やコーヒーなどのカフェイン飲料は、利尿作用があるので熱中症予防にはなりません。

こちらも脱水症状を引き起こす危険性があるからです。
飲んではいけないというわけではなく、カフェイン飲料だけ飲むのはダメということです。

ダイエットのつよい味方「硬水」

熱中症の原因になる飲み物は、ダイエットのつよい味方である「硬水」です。
ダイエット中は便秘になりやすいので、ミネラルを多く含む硬水を飲むと、便秘解消に役立つと言われています。

しかし硬水は、水分補給としてはおすすめできないんです。
硬度の高い飲み物は、体に吸収されにくいという特徴があります。つまり水分補給には適していないんですね。

水を飲むなら軟水などの純度の高い水を飲むのがおすすめです。

温かい飲み物(条件アリ)

キンキンに冷えた飲み物は熱中症予防に良くないとお伝えしましたが、温かい飲み物もあまりおすすめできません。
ただしこれは条件付きで、状況によっては温かい飲み物のほうが良い場合もあります。

エアコンの利いた部屋で冷えている時には、温かい飲み物で温めたほうが良いでしょう。冷え性は熱中症になりやすい原因となるんです。
一概に温かい飲み物がダメというわけではなく、状況によって変わるということですね。

糖分の多い「清涼飲料水」

熱中症の予防に良くない飲み物は、糖分の多い「清涼飲料水」です。
甘い飲み物を飲むと喉が渇きますが、それは水分補給には適していないということです。

後を引くので飲みすぎてしまい、糖分の摂りすぎになる可能性もあります。
急性の糖尿病になる危険性もあるようです。

熱中症予防に効果的な飲み物とは?

では、熱中症予防に効果的な飲み物とは何でしょうか?
ちなみに、熱中症になった時の対処法として飲む物と、熱中症の予防として飲む物は別です。

スポーツドリンク

熱中症の予防に効果的な飲み物は、言わずと知れたスポーツドリンクです。
スポーツドリンクにはミネラルが含まれていて、汗で失われたミネラルを補給することができます。

またスポーツドリンクは人間の体液に近い濃度なので、体に吸収されやすいという特徴があります。
そのため熱中症の予防としては、最適な飲み物と言えるでしょう。

牛乳

意外な飲み物としては、熱中症の予防には「牛乳」が良いそうです。
牛乳には水分補給の役割はあまり期待できませんが、良質なタンパク質が豊富に含まれています。

タンパク質には血液中の水分量を増やすという役割があり、その結果として血液の量が増えるそうなんです。
すると汗をかきやすくなるので、体温を下げることができます。つまり体温調節のためには、牛乳を飲むと良いということですね。

熱中症になったら効果的な飲み物とは?

では熱中症になったら、どんな飲み物が効果的なんでしょうか? 予防のための飲み物とは少し違います。

スポーツドリンク

スポーツドリンクは、熱中症になってからも効果が期待できます。ただし熱中症になってしまった時は、迅速な水分補給をする必要があります。
スポーツドリンクも体内で吸収されやすい性質の飲みものなのですが、それだけでは不十分な場合もあります。

5~10℃の冷たい飲み物

熱中症になったら、5~10℃の冷たい飲み物を飲むことが大切です。体を冷やす必要がありますので、5~10℃くらいの冷たい飲み物がおすすめです。
またこの温度の冷たい飲み物は、体に吸収されやすいと言われています。

つまり、冷たいスポーツドリンクは最適だということになりますね。
でも、もっと迅速に水分補給ができる飲み物があります。場合によってはこれでないと回復がむずかしい場合もあるかもしれません。

経口補水液

熱中症になったら、もっとも効果的な飲み物は「経口補水液」です。
経口補水液はスポーツドリンクのような感じですが、スポーツドリンクよりも体への吸収がかなり速いと言われています。

そのため迅速な水分補給にとっても適しているんですね。
いざという時のために、持ち歩いていると良いと思いますよ。ドラッグストアで「OS-1」という経口補水液が良く販売されています。
また最近では粉を水で溶かして飲むタイプもあるようです。

熱中症対策の飲み物の温度は?

先ほどから冷たい飲み物はダメとか、冷たい飲み物のほうが良いとお話していますが、ここで整理してみましょう。

熱中症予防には、常温でも冷たい飲み物でもOK!
屋外にいる時や、熱中症になりそうという危険を感じる時は、冷たい飲み物をコップ一杯程度飲むと良いでしょう。20~30分おきに水分補給することをおすすめします。

熱中症になってしまった後は、自分で水を飲めるようなら冷たい飲み物が良いでしょう。
ただし意識がもうろうとして自分で飲めない場合には、無理やり飲ませずに、早急に救急車を呼ぶことをおすすめします。

熱中症対策の飲み物は状況別に変わる

熱中症の予防と対策のための飲み物をご紹介しました。
状況やいる場所によって、飲むべきものが変わるんですね。

また暑い屋外ではなく涼しい場所にいる時も、むしろ体が冷えるほうが熱中症にかかりやすい体質になると言われています。
その場合は、体を冷やさないように温かい飲み物が良いでしょう。

夏を満喫するためにも、今から熱中症対策を考えておく必要がありそうですね。

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