熱いお風呂が好きでもOK!ヒートショック対策とメカニズム

熱いお風呂じゃないとムリ!という人はいませんか?

健康で若い人なら大丈夫かもしれませんが、高齢者や体調に不安を抱えている人はヒートショックの危険があります。

なぜ危険なのか、どうやって防げるのか考えていきましょう。

なぜ高齢者は熱いお風呂が好きなのか?

高齢者は、不思議と熱いお風呂が好きな人が多いです。

それは一体なぜなのでしょうか。

皮膚などの感覚が鈍くなっている

高齢者はなぜ熱いお風呂が好きなのでしょうか。

それは皮膚の感覚が鈍くなっているからだと考えられます。

高齢者は熱中症になりやすいと聞いたことはありませんか?

これも感覚が鈍くなっている証拠なんです。

さらには、道路を横断するときに車の「速度」と「距離」の感覚がわからないため、無理な横断をする高齢者が多いんです。

つまり熱いお風呂でないと、充分な温かさを感じないということです。

熱いお風呂は依存症になる

熱いお風呂に入り慣れている人は、実は「熱いお風呂依存症」らしいですよ。

熱いお風呂は、本当は苦痛やストレスを感じるはずです。

ではなぜ「気持ちいい」と感じるのか。

それは苦痛を感じた時に分泌される脳内物質のせいだったんです。

「エンドルフィン」という脳内物質は、痛みを止めるはたらきがあります。

そして「依存性」があることで知られています。

そのため「熱いお風呂が気持ちいい」という感覚が、忘れられなくなってしまうのです。

ヒートショックになるメカニズムって?

ヒートショックの死亡率は、交通事故の2倍だと言われています。

それってすごい数字ですよね。

ではなぜヒートショックになるのか、メカニズムを見ていきましょう。

暖かい部屋で血圧は安定or低下している

ヒートショックのメカニズムは、血圧の急激な変化によるものです。

お風呂に入る前は、暖かい部屋の中にいます。

この場合は血圧が安定しているか、もしくは血圧が低下している状態です。

また食後や飲酒後には、血圧が低下すると言われていますので、ヒートショックが起こりやすい危険があります。

食後や飲酒後の入浴は控えましょう。

寒い脱衣所・浴室で血圧が急激に上昇する

暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に行くことで、血圧が急激に上昇します。

体が急激に冷えると、生命が危険にさらされないように体温を保つのです。

その生理現象が「血圧の上昇」なんです。

熱いお風呂に浸かると血圧が急激に低下する

寒い場所で血圧が上昇している状態から、熱いお風呂に浸かることで、今度は急激に血圧が低下します。

今度は体温が上昇しすぎないように、血圧を下げて体温を下げようするのです。

このようにヒートショックは、血圧の急激な変化によって起きると考えられています。

ヒートショックを予防するための対策

ヒートショックで倒れたり、死亡することのないように対策をする必要があります。

とくに家族に高齢者がいる人は注意してくださいね。

入浴の前後には水を飲む

血圧というのは、血行による圧力のことですよね。

血行を良くしておけば、血圧の急激な変化にも対応できるということなんです。

では血行を良くするためには、どうすれば良いのか。

それは水を飲むことなんです。

水分が足りないと、血液はドロドロになります。

入浴は汗もかきますから、血液はさらにドロドロになってしまいますね。

そこで寒暖差による血圧の急激な変化が加われば、大変なことになります。

だから入浴の前後には、水を飲むことをおすすめします。

できるだけ温度差をなくす

部屋・脱衣所・浴室・浴槽の温度差をできるだけ少なくすることが大切です。

浴槽の温度も同じにするわけにはいきませんが、ぬるめの38℃くらいが良いでしょう。

それでも冬の場合は、割と暖かく感じるはずです。

また入浴前に脱所と浴室を温めておくことです。

温風が出るタイプの小型のファンヒーターや、ハロゲンヒーターなら比較的早く暖かくなるはずです。

5分前までには、スイッチONしておくと良いでしょう。

熱いお風呂が好きな人は徐々に温める

熱いお風呂が好きな高齢者には、初めから熱いお風呂には入らないように伝えましょう。

体が冷えている時は、ぬるめのお湯でも熱く感じます。

まずは体を慣らしてから、徐々にお風呂を熱くしていけば良いのです。

ただし汗が少し出てきたくらいで、お風呂から上がるようにしましょう。

長風呂は禁物ですよ。

血圧の上昇でも低下でも死亡するリスク

寒い冬の入浴時に起こりやすいヒートショックについてご紹介しました。

「で、血圧が上昇した時が危ないの?それとも低下した時なの?」

という疑問を持った人もいることでしょう。

ヒートショックで死亡するのは、血圧が上昇・低下ともに起こり得るということです。

血圧が急激に上昇した時には、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険があります。

最悪の場合には、そのまま死亡するケースもあります。

血圧が急激に低下した時には、意識を失って、そのままお風呂で溺れてしまうことがあるんです。

ヒートショックにならないための対策をしっかり考えておきましょうね。

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